全日本ジュニアクラシック音楽コンクール

46th
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第31回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール参加者の声Voice of participants

全日本ジュニアクラシック音楽コンクールで入賞された方よりメッセージをお寄せいただきました。※一部を抜粋して掲載しています。

弦楽器部門 高校生の部 第1位 外村理紗さん

音楽を始めたきっかけは何ですか?
――私がそもそもバイオリンを始めたのは3歳で、きっかけが母と祖母でした。母はバイオリニストで家でバイオリン教室を開いており、よく上の階からレッスンの音が聞こえてきます。幼い頃の私はよく箱とえんぴつを持って、二階から聞こえてくるレッスンの音に合わせて弾く真似をしていたそうです。それを見かねた祖母が母に「バイオリン買ってあげたら?」と提案し、これが始めるきっかけとなりました。

コンクール当日の思い出をお聞かせ下さい。
――コンクール当日はとにかく緊張しました。自分は中学生なので高校生の先輩方と戦わなければいけなくその分のプレッシャーが大きかったと思います。本番では1つ1つの音の音色に変化をつけること、そして1番に聞いて下さるお客様に精一杯の演奏をお届けして楽しんでいただけるようにということを心がけました。私も楽しんで弾くことができて良かったと思います。ただまだまだ納得の行かない部分もあったので、納得のいく演奏になるまでもっと研究して練習して行きたいです。

これからコンクールを受ける皆さんに一言お願いします。
――このコンクールは審査員の先生方がとても温かいコメントを下さるのが印象的で、もちろん的確なアドバイスも書いて下さいます。実際に本選で頂いたアドバイスを全国大会で生かせた部分もあり、感謝しています。また、心から応援して下さっている気持ちが伝わるコメントを下さった先生もいらっしゃって、とても勇気づけられました。自由曲というところもまた魅力の1つだと思います。皆さんにも是非受けて頂きたいです。

今後の目標は何ですか?
――課題は根本となる基礎を叩きなおすこと、もっと変化をつけられる演奏ができるようにすること、いろんな音楽を聞いて感性を深めることなどまだまだたくさんあります。内容の濃い練習をたくさんして1つ1つの課題を克服して行きたいです。そして最終的にはお客様を曲の中の別世界にお連れするようなそんな演奏ができるようになりたいです。将来は私を教えて下さってる先生方のようなバイオリニストになりたいです。

木管楽器部門 高校生の部 第1位 佐藤美海さん

音楽を始めたきっかけは何ですか?
――私は小さい時から音楽が大好きで、音楽教室に通い歌をうたったりピアノを弾いたりしていました。小学校で吹奏楽部に入部してクラリネットを吹いていました。そして中学校の吹奏楽部でオーボエをはじめました。

このコンクールを受けようと思ったきっかけは何ですか?
――このコンクールを受けようと思ったのは、人前で演奏する経験を豊富にしていきたいということと審査員の先生方に頂ける講評を今後の課題や目標につなげていきたいと思ったからです。

コンクール当日の思い出をお聞かせ下さい。
――高校生になってからは初めてのコンクールでしたが、どのステージでも自分らしい演奏ができるように心掛けました。予選・本選・全国大会と回が進むにつれて、前回よかったところ、もっと直していこうというところを気をつけて練習しました。その結果、このような賞をいただくことができて本当に嬉しく思っています。これからもいろいろな曲に挑戦して、聴いている方の心に響くような演奏ができるようになりたいと思います。

金管楽器部門 高校生の部 第1位 加藤歩未さん

音楽を始めたきっかけは何ですか?
――音楽を始めたきっかけは、正直覚えていません。常に音楽が身近にあったので。でも昔は音楽をすることがとにかく嫌でした。実際にやめようと思っていた時間の方が、音楽を楽しんでいた時間より多かったです。しかし、ふとした時に、自分は自分で思っている以上に音楽が好きだったんだと思い、現在に至ります。当コンクールを受けようと思ったのは、先生の勧めと、全国大会の審査員の方がホルンを始めた頃に読んだホルンについての本の著者だったからですね。自分の演奏が審査員の方にどう評価されるか、期待と不安でいっぱいでした。

これからコンクールを受ける皆さんに一言お願いします。
――コンクールは他の出場者と競争し、順位が出されるものだと捉えている人も多いと思います。私もそうでした。しかし今回このコンクールを受けて、コンクールとは自分との戦いだと思いました。自分が自分の作り上げてきた演奏をどこまで出せるか、どこまで伝えられるか。それは他の人と競い合うというより、自問自答の繰り返しじゃないかと思います。実際にそう思って本番に望んだら、私自身も気が楽で、納得の出来る演奏にかなり近づけました。試しにそう考えてみるのも、ひとつの方法ではないかと思いますね。

あなたにとって音楽とは何ですか?
――無限、と捉えています。音楽の力って本当に凄いと思うし、その可能性は無限大です。例えば1枚の絵があったら、BGMとしてクラシックを流すか、ジャズを流すか、はたまたJポップを流すか等々、音楽を変えるだけで絵の見え方が変わる思います。そういうところに音楽の面白さがあって、世界が無限に広がっている、と思います。なので音楽は人それぞれ違うものがあって、十人十色と似たように十人十音という感じでしょうか?だから、無限、ですね。