『ラインの黄金』公演レポート ~第4場~

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【第4場】

 

舞台は地上に移り、囚われたアルベリッヒも連行されます。

すべての財宝を奪い取られたものの、指環さえあれば…と諦めます。

 

しかし、ついにヴォータンに指環をも取り上げられてしまうのです。

 

愛を諦めてまで手にした指環をいとも簡単に奪われてしまったアルベリッヒは、

密かに指環に呪いをかけます。

 

一方、ヴォータンはアルベリッヒから取り上げた財宝を巨人に提供します。

しかし巨人達は指環も要求してきたのです。

 

拒むヴォータンの前に、大地の女神・エルダが現れます。

エルダは指環が呪われていると忠告します。

 

すると指環を手にした巨人達は呪われ、

弟・ファフナーは兄・ファーゾルトを殺してしまいます。

そして巨人の国へと指環を持ち帰ってしまうのです。

 

おぞましい光景を目にした後、雷神・ドンナーがハンマーで雲を呼びます。

 

そして光の神・フローが虹の橋を架け、神々はヴァルハル城へと入っていきますが、

ひとりローゲは残ります。

 

ライン川からはラインの乙女たちの嘆き悲しむ歌声が聞こえてきます。

 

ここで『ラインの黄金』は幕を閉じ、次の『ワルキューレ』へと繋がっていくのです。