【インタビュー】2019年1月20日(日)石川美羽ピアノリサイタル
2019年1月20日(日)に日暮里サニーホール・コンサートサロンで石川美羽ピアノリサイタルを開催いたします。リサイタルに向けて石川美羽さんにインタビューいたしましたので、ご覧ください。
・今回のリサイタルに向けての抱負を教えてください。
この度は、昨年の第4回東京国際ピアノコンクール受賞の副賞として、大学生になった節目の年にリサイタルの機会をいただきましたこと、大変光栄です。
音楽を聴いて人に幸せになってもらいたい、という夢に持って、長年勉強をしてきましたが、リサイタル60分を通してお客様に楽しんでいただくのはとても難しいことで、挑戦でもあります。お客様に少しでも曲の魅力を感じ取って楽しんでいただけるよう、最初のモーツァルトから最後のショパンまで美しい音とフレーズを作ることに集中したいと思っています。このリサイタルの準備と本番を通して、ピアニストとして、それぞれの曲に対して、どのような発見があるか楽しみです。
・演奏される曲の聴き所などを教えてください。
モーツァルトのK.333は、2017年春に国際コンクールであるコンテスタントが弾いているのを聴いて、大学に入学したらまず勉強したいと一年間思っていた曲です。モーツァルトの音楽の持つ優しさや天真爛漫さを皆様にも楽しんでいただきたいです。
ラヴェルのラヴァルスは、古き良き時代のウィンナーワルツとそのワルツの崩壊を表した曲です。一曲のなかで様々な音型、強弱の幅、キャラクターがあります。ソロで弾いてもオケ版や二台ピアノ版の様な音色の多彩さと華やかなワルツの雰囲気を感じて頂きたいです。
ショパンは、同じソナタでもモーツァルトよりも和声が複雑な上に30分近くかかる大曲です。全ての和音に色を持たせた上で古典的なソナタ形式を意識して弾くのは易しくはありません。自分がこの曲からなにを感じるのかだけではなくショパンが意図したメッセージを演奏を通して伝えたいと思っています!
・あなたにとって音楽とは何ですか。
私にとって音楽とは、空気のようにいつも自分と一緒にあるものです。
ピアノを始めた頃は、色々なドレスを着られるのがただただ嬉しくて練習を一生懸命していましたが、いつの頃からか自分と共にあるものになっていました。
今は、私と聴衆、もしくは作曲家と聴衆の心をつなげるもの、そして一生終わらない(少し硬い言い方かもしれませんが)研究の対象でもあります。
演奏会詳細
2019年1月20日(日)石川美羽ピアノリサイタル
時間: 19:30開演(19:00開場)
料金: 全席自由 2,500円
出演:
石川 美羽
Miu Ishikawa, ピアノ
2000年生まれ。東京藝術大学音楽部附属音楽高等学校を経て同大学1年に在学中。全日本学生音楽コンクール小学校の部全国大会第3位、中学校の部東京大会第2位。2016年ピティナピアノコンペティションG級ベスト5 賞、2017年コンセール・マロニエ21第2位、東京国際ピアノコンクール高校生部門第1位。これまでに後藤康孝、財満和音、大嶺未来、寺田悦子、江口玲の各氏に師事。
プログラム:
モーツァルト:ピアノソナタ 第13番 K.333 変ロ長調
ラヴェル:ラ・ヴァルス ニ長調
ショパン:ピアノソナタ第3番 Op.58 ロ短調
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