【インタビュー】2020年2月16日（日）谷口朱佳 ヴィオラ リサイタル ～ドイツ音楽の世界～

2020年2月16日（日）に日暮里サニーホールコンサートサロンで谷口朱佳 ヴィオラ リサイタル ～ドイツ音楽の世界～を開催いたします。リサイタルに向けて出演者さんにインタビューいたしましたので、ご覧ください。

インタビュー

今回のリサイタルに向けての抱負を教えてください。

今回のリサイタルは、ヴィオリストを目指している私にとって初めてなことなので不安な面もありますが、お客様の反応を身近に感じながら演奏できるという意味で楽しみでもあります。今までの学校生活や旅行などで体験した様々な経験を音楽に組み込み、生き生きとした音で表現したいと思います。今回はヴィオラ曲の中でも重要なドイツ音楽だけのプログラムに挑戦するので、とてもやりがいを感じます。今の自分ができることを全て音楽に込めて演奏したいと思います。

演奏される曲の聴き所などを教えてください。

今回演奏する曲は、ヴィオラ曲の中でも大切にされているものばかりであり、リサイタルやコンサートでも頻繁に演奏されます。
シューマンのおとぎの絵本は、1楽章は苦しみや悲しみ、２楽章は楽しげな行進曲、３楽章では激しさ、そして心が浄化していくような終楽章という、楽章ごとに異なるストーリーの変化が聴きどころです。
ヒンデミットの２５−１は、絶妙な和声の展開を感じる１、２楽章、戦争の緊張感が漂う３楽章、そこに急遽現れる４楽章の銃弾の嵐、何かを訴えかけるような５楽章という印象的な曲です。
シューベルトのアルペジオーネは、叙情的な１楽章、やすらぎの２楽章に、どこか懐かしさを感じる最終楽章で構成されている曲になっています。

あなたにとって音楽とは何ですか。

私は、音楽は心臓の鼓動や足音など、無数の音、リズム、タイミングなどのあらゆる要素が集まって自然にできるものだと思っています。また、同じ音楽を聴いている人が、それぞれに違うストーリーを感じることは音楽の魅力の一つであると思いますし、音楽は人と人を繋ぐ一種の言語のような役割も担うことができる、人間にとってとても大切な存在だと思います。

演奏会情報

2020年2月16日（日）谷口朱佳 ヴィオラ リサイタル ～ドイツ音楽の世界～
会場：日暮里サニーホールコンサートサロン
時間：17：30開演（17：00開場）
料金： 全席自由 2,500円

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出演者

谷口朱佳
Ayaka Taniguchi
ヴィオラ

成城学園高等学校2年在学。3歳よりヴァイオリン、12歳よりヴィオラを始める。これまでに、ヴァイオリンを松原勝也、ヴィオラを川崎和憲、ヴァルター・キュスナー、中村洋乃理各氏に師事。また、第38回霧島国際音楽祭のマスタークラスにて店村眞積氏の指導を受ける。第74回東京国際芸術協会新人演奏会オーディションにて優秀新人賞、第75回TIAA全日本クラシック音楽コンサートにて優秀賞受賞。

山崎 早登美
Satomi Yamazaki
ピアノ

東京藝術大学附属音楽高等学校、同大学を経て、同大学大学院修了。第67回日本音楽コンクール入選ほか受賞多数。第9、14、17回日本演奏家コンクールにて、伴奏者賞を受賞。また、浜松国際管楽器アカデミーなど各種音楽祭で公式伴奏者を務める他、国内外のアーティストとの共演など多岐にわたり活動している。2019年3月まで東京藝術大学弦楽科伴奏助手を務め、現在、東京音楽大学弦楽科非常勤講師。

曲目

シューマン：おとぎの絵本 作品113

ヒンデミット：ヴィオラ・ソナタ 作品25-1

シューベルト：アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D.821