【インタビュー】2020年11月7日(土)髙橋かず子ソプラノリサイタル
2020年11月7日(土)に東京・日暮里サニーホールコンサートサロンで髙橋かず子ソプラノリサイタルを開催いたします。リサイタルに向けて髙橋かず子さんにインタビューいたしましたので、ご覧ください。
インタビュー
今回のリサイタルに向けての抱負を教えてください。
今回このような素晴らしい機会をいただき、大変嬉しく思います。私にとりまして久し振りのソロコンサートです。皆様の前で私の歌声を披露できる喜びを糧に、日々練習に励んでおります。プログラムですが、コロナ禍で生の音楽に触れる機会が少くなってしまった皆様のために、心に響く曲を大切に選び、構成しました。一曲一曲と丁寧に向き合い、皆様にお届けいたします。最後に、協力してくださるスタッフの皆様、そして会場に足を運んでくださる皆様に感謝の気持ちを込めつつ、このコンサートに向けて万全の準備をして当日を迎える所存です。会場でお会いできるのを楽しみにしております。
演奏する曲の聴き所などを教えてください。
今までたくさんの歌を歌ってまいりましたが、今回はNHKの朝の連続ドラマでも話題になりましたプッチーニ作曲のオペラ「蝶々夫人」より“ ある晴れた日に”、そしてドラマやCMでもお馴染みのヘンデル作曲のアリア「私を泣かせてください」など、メディアでも聴き馴染みのあるオペラアリアを中心に選曲しました。バロック時代からロマン派まで、時代順に演奏いたしますので、是非、様々な時代のオペラアリアの特徴を聴き比べてお楽しみください。アリアだけでなく、ベッリーニ、小林秀雄の歌曲から4曲、私のお気に入りの曲を歌います。どの曲も美しいメロディーの中に、強い思いが込められている素晴らしい曲なので、それに気持ちが劣らぬよう、情熱的に歌い上げたいと思います。また伴奏をしていただく門脇郁香里さんは、私の尊敬しているピアニストの一人です。門脇さんと心をひとつに、時には会話をしているような息のぴったりと合った演奏をお届けします。
あなたにとって音楽とは何ですか。
私にとって音楽とは、人と繋がることができるかけがえのない大切なものです。
これまで音楽を通じてたくさんの方々と知り合いました。共に音楽を聴いたり奏でたりすることにより、喜びや楽しみを分かち合う経験を幾度となく得ることが出来ました。しかし残念ながら良いことばかりではなく、音楽を追求するがゆえに悲しい心に触れたり、時には怒りをぶつけ合うこともあります。その時の心の機微も含め、音楽から与えられる感情の共有が、後に大きな感動を生み出したり、達成感につながることを、今では確信しています。音楽に出会えて、私の人生は本当に彩り豊かになりました。その思いを胸に、これからも音楽に、そして多くの方々とかかわり合いながら歌い続けて行こうと思います。
演奏会情報
2020年11月7日(土)髙橋かず子ソプラノリサイタル
会場:東京・日暮里サニーホールコンサートサロン
時間:15:30開演(15:00開場)
料金: 全席自由 2,500円
出演者
髙橋 かず子
Kazuko Takahashi , ソプラノ
武蔵野音楽大学音楽学部声楽学科卒業。イタリアオデルツォ、スロヴェニアマリボールでのSECONDO CORSO DI PERFEZIONAMENTO LIRICO に参加し、研鑽を積む。第40回茨城県芸術祭県民コンサートにおいて特賞および茨城新聞社賞受賞。第25回ブルクハルト国際音楽コンクール奨励賞入賞。つくば市主催、古代遺跡で奏でる音楽の祭典「つくば物語2018」など、多数のコンサートに出演。
門脇 郁香里
Yukari Kadowaki, ピアノ
国立音楽大学教育音楽学科卒業。ピアノを田中はる子、原口歌子、バーバラ・マッケンジー、現在は鈴木ゆみの各氏に師事。声楽を田口孝子、瀬川武の各氏に師事。ビクター音楽産業(ビクターレコード)本社にて新譜案内書の製作に携わる。現在は合唱、声楽の伴奏者として活動する。
曲目
ヘンデル:オペラ「リナルド」より“私を泣かせてください”
ヴィヴァルディ:オペラ「ポントの女王アルシルダ」より“私はジャスミンの花”
ベッリーニ:“六つのアリエッタ”よりマリンコニーア / お行き、幸せなバラよ
ベッリーニ:オペラ「夢遊病の女」より“気も晴れ晴れと”
小林秀雄:すてきな春に / 落葉松
プッチーニ:オペラ「ジャンニ スキッキ」より“私のお父さん”
プッチーニ:オペラ「蝶々夫人」より“ある晴れた日に”
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