【インタビュー】2022年2月20日(日)山本和之・正木剛徳テノール・バリトンデュオリサイタル

【インタビュー】2022年2月20日(日)山本和之・正木剛徳テノール・バリトンデュオリサイタル

2022年2月20日(日)に日暮里サニーホール・コンサートサロンで山本和之・正木剛徳テノール・バリトンデュオリサイタルを開催いたします。リサイタルに向けて山本和之さん、正木剛徳さん、森夏野さんにインタビューいたしましたので、ご覧ください。

インタビュー

今回のリサイタルに向けての抱負を教えてください。

山本和之さん:今回このような機会に感謝します。感染状況も一時より落ち着き、また歌を聞いていただけることに喜びを感じながら、楽しんで頂ける1時間にしたいと思います。
共演のバリトンとピアニスト、どちらも学芸大学で共に学んできた同期たちと共にお送りします。

正木剛徳さん:感染症も少しづつ落ち着き、こうした長いコンサートに出演できる事に感謝をすると共に大変光栄です。
大学時代の友人山本君とは初めてのコンサートです。濃い1時間にしたいと思います。

森夏野さん:オンラインでも沢山のコンサートが聴ける今、会場まで足を運んで下さるお客様に「生の演奏を聴きに来て良かった」と思っていただけるような時間にしたいと思います。

演奏する曲の聴き所などを教えてください。

山本和之さん:バリトンの正木君とは大学院の同期で、大学院オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」でも重唱を勉強してきました。男声のハーモニーをお楽しみいただけると幸いです。
ソロは大好きなブリテンの歌曲を選びました。この機会に、ブリテンの魅力を知っていただけると嬉しいです。

正木剛徳さん:私がソロで演奏する「An die ferne Geliebte」は一般に、「遙かなる恋人に寄す」と訳されます。
遠い場所にいる恋人への想いを綴った歌です。この1、2年で人々の距離はとても遠くなった様に思います。その様な状況に重ね合わせて聴いて頂ければ幸いです。
山本君とは、イギリスの民謡をもとにしたなかなか演奏されない渋い曲からオペラの定番レパートリーまで、幅広く演奏します。バラエティの豊かさを楽しんで頂けると思います。

森夏野さん:テノールとバリトンそれぞれの良さも、2つの声が合わさった時の良さも味わえるところです。

あなたにとって音楽とは何ですか。

山本和之さん:いつも心の支えになってくれる、魔法のような存在だと思います。

正木剛徳さん:心を動かしてくれるエンジンだと思います。

森夏野さん:言葉に出来ない、感情に寄り添ってくれるものだと思います。

演奏会情報

2022年2月20日(日)山本和之・正木剛徳テノール・バリトンデュオリサイタル
会場:日暮里サニーホール・コンサートサロン
時間:11:30開演(11:00開場)
料金: 全席自由 2,500円

出演者

山本和之
Kazuyuki Yamamoto テノール

兵庫県出身。東京学芸大学卒業、同大学院音楽コース修了。これまでに「ドン・ジョヴァンニ」オッターヴィオ、「コジ・ファン・トゥッテ」フェランド、「第九」「メサイア」ソロ他。第4回K声楽コンクール優秀賞。声楽を大神田頼子、横山和彦、小林大作の各氏に師事。

正木剛徳
Takanori Masaki バリトン

長崎県出身。東京学芸大学、同大学院修了。これまでにオペラ「フィガロの結婚」フィガロ、「コジ・ファン・トゥッテ」グリエルモなどで出演。これまでに、石崎秀和、井上雅人、Luther-Hiroshi Ichimuraの各氏に師事。

森夏野
Natsuno Mori ピアノ

東京学芸大学芸術スポーツ文化課程音楽専攻を経て、同大学院修了。様々な演奏会に出演する他、幼稚園・小学校でのアウトリーチ活動も積極的に行う。これまで、森正、蓼沼恵美子、林美奈子、渡辺健二、F.W.シュヌア、野田清隆、井上二葉の各氏に師事。日本フォーレ協会、二期会フランス歌曲研究会会員。

曲目

R.ヴォーンウィリアムズ:恋に落ちた若者と小娘は

J.ブラームス:「愛の歌」より ご覧、波は澄んで

B.ブリテン:「ミケランジェロの7つのソネット」

L.v.ベートーヴェン:遙かなる恋人に寄す

G.ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」より 金貨のことを考えると