【インタビュー】2022年4月9日(土)木管五重奏 レガーロ リサイタル

【インタビュー】2022年4月9日(土)木管五重奏 レガーロ リサイタル

2022年4月9日(土)に日暮里サニーホール・コンサートサロンで木管五重奏 レガーロ リサイタルを開催いたします。リサイタルに向けて出演者のみなさんにインタビューいたしましたので、ご覧ください。

インタビュー

今回のリサイタルに向けての抱負を教えてください。

フルート:梅崎真綾さん 今回は木管五重奏レガーロリサイタルにお越しくださり、誠にありがとうございます。コロナ禍の中このようなコンサートを開催できる事、大変嬉しく思います。皆様の心に響く演奏を目指して頑張ります。

オーボエ:宮本 菜摘さん チーム名である、レガーロとはイタリア語で「贈り物」という意味があります。初のリサイタルですが、どれも素敵な曲なのでその良さをお届けできたらと思います。

クラリネット:笠歌純さん 同期の仲間と演奏会を開催できること、とても嬉しく思います。まず私たちの中で納得ができる演奏、そしてお客様の心に残る演奏ができたらと思っております。緊張はしておりますが、全力で楽しみます。

ホルン:佐藤俊輝さん 今回このような機会を頂き大変嬉しく思っております。精一杯の演奏が届けられればと思います。

ファゴット:平川眞鈴さん 今回は大学の仲間たちと、このような機会を頂けてとても嬉しく思います。良いアンサンブルを目指します。

ピアノ:西川真衣さん 同じ大学に通う仲間であり、とても素敵な演奏グループであるレガーロの皆様とご一緒させて頂ける事をとても嬉しく思っております。また、初めてピアノ六重奏に挑戦するのでとても楽しみです。

演奏する曲の聴き所などを教えてください。

フルート:梅崎真綾さん 二曲目に演奏する、ダリウス・ミヨー作曲のルネ王の暖炉は南フランスのプロヴァンス地方の情景を描いている作品なので、各楽章の雰囲気でフランスに足を運んだことがない方もきっと目の前にその景色が広がってくると思います。足を運んだことがある方は心の中で風景を思い浮かべながら聴いて頂けるとよりお楽しみいただけると思います。

オーボエ:宮本 菜摘さん 2曲目にお届けするミヨー作曲の「ルネ王の暖炉」。寒がりなルネ王お気に入りの、よく陽が当たる暖かな散歩道を、人々がルネ王の暖炉と呼んでいたそうです。演奏していてもなんだか暖かい気持ちになります。是非、会場でお楽しみください。

クラリネット:笠歌純さん 今回のメインとなるプーランクの六重奏曲は、ゲストの西川真衣さんとご一緒に演奏させて頂きます。どのパートも難しく合わせるのも大変ですが、生粋の都会人であったプーランクの軽快で華やかである部分と独特な和声でミステリアスな部分の違いに是非注目しながらお聴きください。

ホルン:佐藤俊輝さん 一曲目にお送りする、ハイドンのディベルティメントはシンプルかつ疾走感のある作品です。その後の二曲も合わせて作品によっての色彩の違いもお楽しみ頂ければと思います。

ファゴット:平川眞鈴さん 今回のプログラムを決めるにあたって、時代別に組もうということで、一曲目に古典派を代表する作曲家・ハイドンのディヴェルティメントを選びました。古典派音楽ならではの、緻密で端正な響きをお楽しみください。

ピアノ:西川真衣さん フランスの作曲家プーランクの作品、六重奏曲は1939年に完成されました。1930年末というと、パリ万国博覧会が開催されたり第二次世界大戦がはじまるなどの歴史的背景があります。この六重奏曲は、旋律やハーモニーが目まぐるしく畳み掛けるように展開し、混沌とした場面と華やかな場面が織り交ざるとても魅力的な作品です。全3楽章を通してプーランク特有の音楽の世界を皆様と楽しめたらと思います。

あなたにとって音楽とは何ですか。

フルート:梅崎真綾さん 私にとって音楽とは無くてはならないものです。もし、この世から音楽という文化が無くなってしまったらきっと退屈な世の中になってしまうと思います。そして色んな感情に寄り添ってくれる音楽が大好きです。時には、立ち止まって考え込む時もありますが、音楽とともにこれからも成長していけたらと考えています。

オーボエ:宮本 菜摘さん 誰かのためのものでしょうか。これには自分も含まれます。演奏をして、聴いていただいた方に喜んでもらえたり褒めてもらえるのは嬉しいです。自分の成長のためはもちろん、そのようなことを考えながら日々練習しています。

クラリネット:笠歌純さん 私にとって音楽とは、自分自身に影響を与えてくれるものです。自分が聴く音楽でも自分が演奏する音楽でも。
私自身音楽を奏でることにあたって、歌う心が大切だと思っております。たった一つの音であっても、どんなに速いパッセージであっても、心の底から歌ってそれが楽器の音に繋がるように日々精進しております。これからも沢山の音楽に触れ合って影響を与えられ、自身の演奏で影響が与えられるように練習に励みたいです。

ホルン:佐藤俊輝さん 私にとって音楽とは、その人を映す鏡だと思っています。作曲家であればその作品で、演奏家であればその演奏でその人の生き様を感じることが出来ます。私 自身としては音色の引き出しの多い奏者を目指しているので日々様々な体験をしようと心がけております。 

ファゴット:平川眞鈴さん 感情を豊かにしてくれるもの。元々、人と音を合わせることが楽しくて好きだったので、特に楽器演奏は遊びのような存在です。もちろん悩むことは沢山あります。

ピアノ:西川真衣さん 私にとってなによりも喜びと感動を与えてくれるものが音楽で、それを求めてコンサートに行ったり音楽を聴いたり、本当に難しい事ですが自分の演奏でも実感する瞬間のために練習しているのだと思います。また、今回のリサイタルも含め素敵な出会いをもたらしてくれるのも音楽だなと実感するこの頃です。

演奏会情報

2022年4月9日(土)木管五重奏 レガーロ リサイタル
会場:日暮里サニーホール・コンサートサロン
時間:17:30開演(17:00開場)
料金:全席自由 2,500円

出演者

木管五重奏 レガーロ

フルート 梅崎真綾

オーボエ 宮本菜摘

クラリネット 笠歌純

ホルン 佐藤俊輝

ファゴット 平川眞鈴

2019年に洗足学園音楽大学の同級生により結成。辻功に師事。

ピアノ 西川真衣

曲目

ハイドン:ディヴェルティメント(ハロルド・ペリー編曲)

ミヨー:ルネ王の暖炉 作品205

プーランク:ピアノ、フルート、オーボエ、クラリネット、バソンとホルンのための六重奏曲