【インタビュー】2022年10月15日（土）谷川瀬里葉フルート・リサイタル

2022年10月15日（土）に東京・日暮里サニーホールコンサートサロンで谷川瀬里葉フルート・リサイタルを開催いたします。リサイタルに向けて谷川瀬里葉さんにインタビューいたしましたので、ご覧ください。

インタビュー

今回のリサイタルに向けての抱負を教えてください。

今回はリサイタルの機会を頂きありがとうございます。
初めてのリサイタルなので不安と緊張でいっぱいですが、会場にお越し頂くお客様に私の音楽を聴いて頂けることはすごく幸せなことなので、その幸せを噛み締めて本番演奏したいと思います。また、お客様に楽しんで頂くことはもちろん、 私自身も楽しんで演奏し、私らしい音楽をお届けできたらと思います。また、私が今もこうして演奏し続けられているのはたくさんの人の温かいサポートがあるおかげなので、支えてくださっている方々に感謝し、リサイタルを成功させたいです。

演奏する曲の聴き所などを教えてください。

今回4曲演奏しますが、タファネルの『「フランチェスカ・ダ・リミニ」による 幻想曲』はオープニングに相応しい華やかな曲で、拍子やテンポがころころ変わり曲調も変わるので、その変化を楽しんで聴いていただきたいです。ヒンデミットの「フルート独奏のための8つの小品」は唯一の無伴奏曲です。新即物主義的な作風なので、他の3曲とは違い、感情表現がないところが聴きどころです。現在も活躍中のフルート奏者であるショッカーによって作られた「後悔と決心」はフルートの幅広い魅力を感じることができます。ヴィドールの「組曲」は4つの楽曲から成り、それぞれの楽曲でそれぞれ違った音楽の魅力を感じられます。
聴きどころたっぷりの4曲になっていますので、楽しんでお聴き頂けるよう演奏いたします。

あなたにとって音楽とは何ですか。

私にとって音楽は世界を広げてくれるもの、そして音楽を仕事としているので当たり前ですが、大好きなものです。
今まで聴いたことなかったジャンルの音楽やたくさんの人に出逢わせてもらったり、色んな考え方を持つようになったり、音楽のおかげで私の中の世界が広がっています。同じ経験がある方もいらっしゃると思いますが、マイナスな感情の時に音楽を聴くと気分がリフレッシュされ、精神的に何度も助けられました。また、みんなで1つの音楽を作りあげ演奏している時の感動はたまらなく、そんな音楽が私は大好きです。

演奏会情報

出演者

谷川瀬里葉
Seriha Tanikawa フルート

福井県鯖江市出身。大阪教育大学教育協働学科芸術表現専攻音楽表現コース卒業。第41回全日本ジュニアクラシック音楽コンクールフルート部門大学生の部第5位受賞等。（公財）福井県文化振興事業団と福井県主催の『まちかどコンサート』に出演。これまでに山本晴香、神田寛明、笠松泰洋、窪田恵美、中務晴之の各氏に師事。

松木詩奈
Shiina Matsuki ピアノ

お茶の水女子大学文教育学部芸術・表現行動学科音楽表現コース卒業。笠松泰洋、今川裕代、小坂圭太、大谷研人の各氏にピアノを師事。2020年音楽劇『星の王子さま』（青木豪脚本・演出）にピアニスト兼バラ役として出演。NHK国際放送『Zero Waste Life』の音楽にピアノで参加。ダンサーとの共演多数。2022年2度目のリサイタルを開催。

曲目

ポール・タファネル：「フランチェスカ・ダ・リミニ」による幻想曲

パウル・ヒンデミット：フルート独奏のための8つの小品

ゲイリー・ショッカー：後悔と決心

シャルル＝マリー・ヴィドール：組曲 作品34