【インタビュー】2022年11月19日（土）木下園子フルートリサイタル

2022年11月19日（土）に東京・日暮里サニーホールコンサートサロンで木下園子フルートリサイタルを開催いたします。リサイタルに向けて木下園子さんにインタビューいたしましたので、ご覧ください。

インタビュー

今回のリサイタルに向けての抱負を教えてください。

今回が私にとって初めてのソロリサイタルになります。中学1年生の時にフルートを始めてから今年で15年目になりますが、今まで自分が学んできたことを演奏でお伝え出来れば幸いです。聴いてくださる皆様に楽しんでいただけるよう、愛を込めて演奏させていただきます。

演奏する曲の聴き所などを教えてください。

私の大好きな曲を詰め込んだプログラムです。1曲1曲雰囲気が違いますので、 最後までお楽しみいただけると思います。特にヴィドールの組曲はとても美しく、私自身ずっと挑戦したかった曲です。他の3曲は私がこれまでに演奏した曲の中で思い入れのあるものを選びました。プログラム最後のカルメン幻想曲は超絶技巧の曲として有名ですが、技術的な面だけでなく、カルメンの自由奔放で大胆な性格もフルートで表現したいと思います。

あなたにとって音楽とは何ですか。

私にとって音楽とは「言葉」です。他人に自分の考えや思いを伝えることがあまり得意でない性格なのですが、演奏という手段を用いることで自分の思いを素直に伝えられる気がします。また、自分が誰かの良い演奏を聞いた時にも言葉が聞こえてくるような感覚になることがあります。常に演奏を通して自分の思いや感情が見える音楽を作ることが私の目標です。

演奏会情報

出演者

木下園子
Sonoko Kinoshita,フルート

13歳よりフルートを始める。大阪教育大学教養学科芸術専攻音楽コースを卒業。第18回びわ湖国際フルートコンクールジュニア部門第1位。第67回全日本学生音楽コンクール大阪大会高校の部第3位。第5回三田ユネスコ･フルートコンクール一般部門入選。これまでに大道幸枝、中務晴之、泉真由、白尾彰の各氏に師事。

樋口一朗
Ichiro Higuchi,ピアノ

桐朋学園大学を首席で卒業し同大学院に特待生として入学、2021年修了。第85回日本音楽コンクール第1位。第7回仙台国際音楽コンクールにて聴衆賞ディプロマを獲得。NHK-FM『リサイタル・ノヴァ』などラジオ出演も多数。桐朋学園子供のための音楽教室大宮校、非常勤講師。

曲目

J.ムーケ：パンの笛 Op.15 より 第一楽章「パンと羊飼いたち」

C.M.ヴィドール：組曲 Op.34

J.S.バッハ：フルート・ソナタ ホ長調 BWV1035

F.ボルヌ：カルメン幻想曲