【インタビュー】2023年5月20日(土)クラリネット&コントラバス デュオ コンサート
2023年5月20日(土)に日暮里サニーホール・コンサートサロンでクラリネット&コントラバス デュオ コンサートを開催いたします。リサイタルに向けて西村薫さん、近藤聖也さんにインタビューいたしましたので、ご覧ください。
インタビュー
今回のリサイタルに向けての抱負を教えてください。
西村さん:今回の演奏会ではコントラバスの近藤聖也にお誘いをいただき、出演させていただきます。コントラバスとクラリネットの2つの楽器のみで演奏会をする機会は中々無いので、とても楽しみにしております。 それぞれの楽器の魅力や様々なジャンルの作曲家の作品の魅力が伝わるように努めていきたいと思います。
近藤さん:クラリネットの西村さんとは2022年12月に開催した「川島素晴『インヴェンション』全曲演奏会」にてアンサンブルで共演いただいただきましたが、デュオとしての演奏は初共演となります。 クラリネットとコントラバスという編成やそれぞれの楽器の魅力が伝わるような演奏をしたく思います。
演奏する曲の聴き所などを教えてください。
西村さん:ドイツの近現代の作曲家のヒンデミットの「音楽の小さな花園」、スイングの王様ベニー・グッドマンのために書かれたグールドの「ベニーのギグ」、日本の現代音楽の作曲家の福士則夫先生の「パラタクシス」。それぞれの作品の時代やスタイルの違いを楽しんでいただければと思います。クラリネットの独奏ではフランスの現代音楽の作曲家のジネールの「イェッツト(今)」を演奏しますが、2本のクラリネットを一人で駆使する場面もあるので、その辺りも聴きどころであり、見どころと言えます。
近藤さん:クラリネットとコントラバスというやや珍しい組み合わせですが、この編成のために書かれた3曲の作品を演奏します。 それぞれ「近現代」「ジャズ」「現代」と、様々なジャンルにおけるこのデュオの響きを楽しんでほしいです。 また、ソロなのかデュオなのかよく分からないクセの強いそれぞれのソロ演奏もお楽しみに。
あなたにとって音楽とは何ですか。
西村さん:難しくて答えにくい質問ですが・・・。音楽を演奏するという面では、演奏を通じて自分自身と周りにいる人(共演者や聴衆)とを繋ぐことであり、また作り手と楽譜を介して過去や現在の交信ができることでしょうか。聴くという面では、特に目的もなく聞いている時が一番楽しいと思っています。
近藤さん:お金が無いと自身の考えを主張したり人や組織を動かすことができない資本主義社会の中で、お金を介さずに社会に考えを問いかけることができる数少ない活動です。
演奏会情報
2023年5月20日(土)クラリネット&コントラバス デュオ コンサート
会場:日暮里サニーホール・コンサートサロン
時間:13:30開演(13:00開場)
料金: 全席自由 2,500円
出演者
西村薫(クラリネット)
近藤聖也(コントラバス)
曲目
P.Hindemith:音楽の小さな花園 より抜粋
A.Ridout&D.Delve:Little Sad Sound
M.Gould:Benny’s Gig より抜粋
B.Giner:Jetzt
福士則夫:パラタクシス
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