安中茉子さん(キッズ部門第1位)第9回東京国際ピアノコンクール入賞者インタビュー

安中茉子さん(キッズ部門第1位)第9回東京国際ピアノコンクール入賞者インタビュー

第9回東京国際ピアノコンクール入賞者インタビュー

安中茉子 キッズ部門 第1位

フンメル:ロンド ハ長調 Op.52-6

2016年6月、双子の姉として生まれる。幼稚園年少の秋よりピアノを習い始め、今回初めてのピアノコンクール参加。和田守志保先生に師事。

本選演奏動画

Q.入賞されたお気持ちを聞かせてください。

――本選では、緊張して最後の方でミスもしてしまったので、演奏後はすごく落ち込んでいました。ですので、一位入賞と聞いたときは本当にびっくりしました。 綺麗な音が届くように、練習をたくさん頑張ってきてよかったです。

Q.本選での選曲について、選曲理由、作品の聴きどころについてお聞かせください。

――フンメルのロンドは、手が小さい私のために先生が選んでくれた曲の中の一つでした。先生が弾いてくれた瞬間、すごく気に入って、すぐにその曲に決めました。 この曲の魅力は、可愛らしいところや、暗いところ、元気なところなど、場面の雰囲気がどんどん変わっていくところです。

安中茉子
練習風景

Q.より良い音楽、演奏のために普段から心がけていることはありますか。

――ピアノの練習はまだあまり長い時間できませんが、遊んでいるときに部屋に音楽を流して聴いていたり、積み木でピアノを作ったり、双子の妹とおもしろい曲を作りあって発表会ごっこをしたりと、練習以外にもいろいろな形でピアノに触れています。

Q.思い出のレッスンはありますか。

――うまく指先を使えるように、ハノンをたくさん練習しましたが、ある日のレッスンでは、小さいふわふわの玉を指で弾いたり、かえるのおもちゃを跳ばしたりしたことも面白かったです。

Q.練習以外に音楽と向き合うためにしていることがあれば教えてください。

――踊りが好きなのでバレエを習っているのと、昨年は市のお祭りで鳴子踊りに参加したりしました。音楽に合わせて体を動かすことはピアノ演奏にも役立っているのかもしれません。また、ときどき双子の妹と連弾もしていますが、普段の練習とは違い、2人で音を合わせるということが楽しいです。

Q.最近のマイブームは何ですか。

――体を動かすことが大好きで、6歳のお誕生日におじいちゃんおばあちゃんから一輪車を買ってもらってからは、一輪車を頑張っています。今は手を繋げばいくらでも一輪車で進めますが、一年生になったら手を繋がなくてもできるように練習したいです。