奥田莉紗さん(小学生低学年部門第1位)第9回東京国際ピアノコンクール入賞者インタビュー
- 2023.05.19
- コンクールオーディション
- インタビュー, 東京国際ピアノコンクール
第9回東京国際ピアノコンクール入賞者インタビュー
奥田莉紗 小学生低学年部門 第1位
ベートーヴェン:ソナタ 第20番 ト長調 Op.49-2 第1楽章
2015年1月生まれ。4歳よりピアノを始め、中澤朋子氏に師事。第30回及び第31回日本クラシック音楽コンクール全国大会入選。2021年ブルグミュラーコンクール小学1・2年A部門東京ファイナル銀賞。第1回ランフォルセピアノコンクール小学1・2年生部門金賞。2022年ピティナ・ピアノコンペティションA1級全国大会入選。第43回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール小学2年生部門第4位。
Q.入賞されたお気持ちを聞かせてください。
――まさか第1位をとれるとは思ってもいなかったので、結果を聞いた時は驚きと信じられない気持ちでいっぱいでした。でも、たくさん練習して頑張ってきたことや自分の伝えたい音楽が評価してもらえてとても嬉しく、ますますピアノが大好きになりました。
いつも明るく楽しいレッスンをしてくれる朋子先生、応援してくれるお友達や家族…みんなのおかげで今回このような賞をとることができました。本当にありがとうございました。
Q.本選での選曲について、選曲理由、作品の聴きどころについてお聞かせください。
――本選曲のベートーヴェン/ソナタは、古典ものを勉強するために先生がおすすめしてくれた1曲で、かっこいいメロディーがとても気に入ったので選びました。ソナタ形式について初めて学びましたが、パーツごとの変化が面白く、色々と勉強になる曲でした。ベートーヴェンの音楽である、かっこいいfの部分と繊細なpの部分のメリハリも楽しく、中でも繊細で色っぽい短調のメロディーへと変化する展開部が私の1番のお気に入りで、音色の変化を心がけて演奏しました。
Q.より良い音楽、演奏のために普段から心がけていることはありますか。
――私はピアノが大好きであり、「音楽を心から楽しんで演奏すること」を大切にしています。楽しむ気持ちは自然と音にも表れ、聴いてくださる方々にも伝わると思うからです。曲の練習では楽譜に書かれていることをしっかり読み取るために、わからない記号などをまずは自分で調べます。その上で曲のイメージやどう表現したいか?を意識しながら練習しています。また、先生がいつも教えてくれる「呼吸」も大切にしながら、聴いてくださる方々に自分の表現が伝わるよう、演奏を心がけています。
Q.練習以外に音楽と向き合うためにしていること・最近のマイブームは何ですか。
――私はピアノ以外に器械体操を習っています。ピアノと同じくらい体操も大好きで、大会にも出場したりと頑張っています。ケガの心配はありますが、体幹を鍛えたり筋力トレーニングのおかげでピアノの音も鳴るようになりました。また、音楽で身についた「呼吸」は体操の演技にも活かすことができ、体操にも良い影響を与えていると思います。やりたい事を楽しんでいる日々。私にとっては大好きな体操が息抜きであり、そのおかげで音楽と楽しく向き合えているのだと思い、これからも両立して頑張っていきたいです。
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