【インタビュー／江 昀軒】2023年12月16日（土）TIAAコンチェルト ヌーベルバーグ2023 PART1・2

2023年12月16日（土）に第一生命ホールにて『ヌーベルバーグ2023 PART1・2』を開催いたします。ソリストの方々にインタビューいたしましたので、ご覧ください。

インタビュー

江 昀軒（ピアノ）

ラフマニノフ：ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 作品30 全楽章
Rachmaninoff : Piano Concerto No.3 in D Minor Op.30

ニューヨークのジュリアード音楽院プレカレッジの高校2年在学中。陳宏寬教授に師事。14歳からリサイタルを数回開催。2023年龍潭交響楽団とモーツァルトピアノ協奏曲第27番を共演。第84回東京国際芸術協会新人演奏会オーディション合格、第1回ラフマニノフ国際ピアノコンクールJAPAN E部門第3位。第9回ジュラ・キシュ国際ピアノコンクール第3位。

今回のコンサートに向けての抱負を教えてください。

今回はこのような機会をいただき大変感謝しております。 今年2023年は伝説の芸術家、ラフマニノフの生誕150周年に当たるので、今年この協奏曲を演奏することは私にとってとても特別な経験になります。彼の第3協奏曲は技術的・音楽的要求において、非常に難しい挑戦となりますが、頑張って最高のパフォーマンスにしたいと思っております。

ご自身の演奏される曲の聴き所などを教えてください。

この協奏曲は３つの楽章から構成されており、それぞれに特徴があります。この協奏曲は明白な妙技に加え、ラフマニノフの典型的な特性である、臆面もなく表現される豊かであふれんばかりのロマンチシズムと、偉大な力と壮大さに満ちたある種のロシア的な哀愁が特徴となっています。

あなたにとって、音楽とは何ですか。

音楽は人が何かを培ったり、自由に解釈したりできるといった多くの可能性がある包括的な世界です。そして、これを探求するプロセスは私にとって本当に楽しいものであり、この喜びをより多くの人々と共有したいと考えております。音楽は私たちの生活のいたるところにあります。 多くの人が音楽に喜びや慰め、エネルギーなどを見出していますし、音楽の特定の小節が個人的な経験を思い出させることもよくあります。また、これらのことが私の技術と熱意によって、人々の心に深く残り、人々をより緊密に結び付け、さらには人々の人生を変えることさえもできる音楽を作りあげることができればと願っております。

演奏会情報

2023年12月16日（土）TIAAコンチェルト ヌーベルバーグ2023PART1・2

TIAAコンチェルト ヌーベルバーグ2023PART1・2

場所： 東京・第一生命ホール
時間：【PART1】13：30開演 (13：00開場)
　　　【PART2】18：00開演 (17：30開場)
料金： 各PART　全席自由　前売5,000円　当日5,500円
指揮： 木村 康人
管弦楽： 東京国際芸術協会管弦楽団

曲目

【PART1】

菱垣 道弘（テノール）
プッチーニ：オペラ「ジャンニ・スキッキ」より フィレンツェは花咲く木のように
外村 ゆうき（ソプラノ）
プッチーニ：オペラ「トスカ」より ふたりの愛の家へ
　　　　　　歌に生き恋に生き
福井 奈都子（ソプラノ）
トマ：オペラ「ハムレット」より どうぞ皆さん、私も遊びの仲間に入れてください
越智 恵子（ソプラノ）
モーツァルト：コンサートアリア 大いなる魂と高貴な心 K.578
グノー：オペラ「ファウスト」より なんと美しいこの姿（宝石の歌）
西村 奈津子（メゾソプラノ）
チレア：オペラ「アドリアーナ・ルクヴルール」より 苦い喜び、甘い苦しみ
浜野 千佳子（ピアノ）
ベートーヴェン：ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 作品73「皇帝」第2、3楽章
井上 友里子（ピアノ）
ショスタコーヴィチ： ピアノ協奏曲第2番 ヘ長調 作品102 全楽章
井上 実乃里（ピアノ）
メンデルスゾーン：ピアノ協奏曲第2番 ニ短調 作品40 O 11 全楽章

【PART2】

河上 英（ヴァイオリン）
シベリウス：ヴァイオリン協奏曲 第1楽章
米本 朱里（ピアノ）
グリーグ： ピアノ協奏曲 イ短調 作品16 全楽章
江 昀軒（ピアノ）
ラフマニノフ：ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 作品30 全楽章