三宮茉莉さん(ミュージカル部門小学生高学年の部第1位)第2回東京国際管弦声楽コンクール入賞者インタビュー
- 2024.05.08
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第2回東京国際管弦声楽コンクール入賞者インタビュー
三宮茉莉 ミュージカル部門小学生高学年の部 第1位
K.A.ロペス/「アナと雪の女王」より レット・イット・ゴー/英語
神奈川出身。2012年生まれ。清泉小学校在学中(5年生)。
2022年10月に劇団大きな夢 鎌倉子供ミュージカルに所属。
歌唱とギターが趣味であったが、演技やダンスにも興味を持つ。
Q.入賞されたお気持ちを聞かせてください。
――最初は信じられませんでしたが、段々と、「本当に一位になれたんだ!」と実感しました。准本選で審査員の方々からご指摘(低音の発声が弱い等)と向き合い、毎日練習してきたので、良い評価をいただけてとても嬉しいです。
Q.本選での選曲について、選曲理由、作品の聴きどころについてお聞かせください。
――難しい曲に挑戦して成長したいと思い、「Let it go」を選曲しました。この曲は歌い手のエルサの感情が激しく変化する曲であり、音域の幅が広いため、曲の練習を通じて、今後、色々な曲を歌い、演じることができるよう成長したいと思いました。また、英語版で歌唱した理由は、より多くの方に表現を伝えられるようになりたいためです。聴きどころは、最初の低音の部分だと思っています。エルサの悲しみや絶望を、聞いている皆さんに伝えたいと思い、低音は特に大きな声で歌いました。
Q.より良い音楽、演奏のために普段から心がけていることはありますか。
――聞き手に楽しんでもらえる歌唱を心がけています。自分の歌声を録音して聞き手の立場で歌唱をチェックしています。録音内容を聞きかえすと、歌唱中には気づかなかった、声量やリズム、発生の響きなどの問題点に気づくことがよくあるので、繰り返し練習して改善しています。
Q.思い出のレッスンはありますか。
――低音がしっかりと発声できるようになるまでに、かなり苦労しました。ご指摘を頂いた准本選以降、毎日、色々な発声方法を試行錯誤しました。また、夏季休暇中に姉に英語の発音をチェックしてもらったことも覚えています。
Q.練習以外に音楽と向き合うためにしていることがあれば教えてください。
――ミュージカルの曲以外にも、たくさんの曲を聴いたり歌ったりして、色々な声の出し方を練習しています。最初はできなかった発声ができるようになると、充実感がわきます。また、活舌(特にタ行とラ行)が悪かったため、毎日トレーニングを行い、改善してきました。
Q.今後の意気込みをお聞かせください。
――皆さんにより感動してもらえるように、精一杯練習を積み上げていきたいと思います!まずは、本選で、審査員の方々からご指摘を頂いた、高音のアタック音が強すぎる点を、力まず落ち着いて発声できるよう努めたいと思います。
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