熊本海音さん(小学生中学年の部第1位)第10回東京国際ピアノコンクール入賞者インタビュー

熊本海音さん(小学生中学年の部第1位)第10回東京国際ピアノコンクール入賞者インタビュー

第10回東京国際ピアノコンクール入賞者インタビュー

熊本海音 小学生中学年の部 第1位

M.グリンカ=M.バラキレフ/ひばり

2014年生まれ。
第43回ピティナピアノコンペティションA2級南九州本選第1位。

ピティナピアノ曲事典に最年少6歳で公式採用。

日本クラシック音楽コンクール第2位(1位なし)の他、
中津アンディムジークコンクール、
音の夢ピアノコンクール、
ベーテン音楽コンクール、
大阪国際音楽コンクール、
六本木国際ピアノコンクール、
群馬国際音楽コンクール、
東京国際ピアノコンクールにおいて、全て第1位受賞。

菊地裕介氏に師事。

Q.思い出のレッスンはありますか。

――これまで、たくさんの先生方のレッスンを受けてきました。
今野万実先生は、タッチの大切さを。
永野栄子先生は、音を聴く事の大切さを。
加々見茉耶先生は、遠く離れていてもいつも隣にいるように、すぐに解決策を丁寧に教えてくださいます。
そして、菊地裕介先生は音色の作り方を妥協なく教えてくださいます。
初めて、海外の先生のレッスンを受けた時は、先生の伝えてくださる言葉を聞き取るのと、音を聴くのと、通訳さんの言葉を一気に聞き取るのが大変で、まるでシンフォニアのようでした。旋律、テーマを聴く。対旋律を聴く。ハーモニーを聴く。未就学児の私には、大変でした。

Q.練習以外に音楽と向き合うためにしていることがあれば教えてください。

――たくさんのコンサートに行くようにしています。大好きな内田光子さんや、アンドラーシュ・シフさん、スタニスラフ・ブーニンさん。反田恭平さん、藤田真央さん、小林愛実さん、ブルース・リウさんなど、まだまだ書ききれないほど、今年はたくさんのコンサートに行きました。会場で聴くピアニストの極上の音、空気感が大好きです。

Q.最近のマイブームは何ですか。

――シルバニアファミリーです。小さい頃からずっと大好きで、祖母がシルバニアのお洋服をたくさん作ってくれて、着せ替えして遊んだり、東京国際ピアノコンクールが終わってから、お父さんがシルバニアの映画を見に連れて行ってくれました。休日の朝8時から映画館でポップコーンは、ちょっとだけ嬉しかったです。

Q.今後の意気込みをお聞かせください。

――演奏してみたい曲が数えきれないほどあります。
3月にはアクロス福岡で大好きなモーツァルトのコンチェルトを演奏させていただきます。5月はサントリホール。いろんな会場で演奏できる事を楽しみに、毎日練習しています。
今後は海外にもたくさん行けるように、まだまだ努力を積みます。