木村日鞠さん(ピアノ部門中学2年生の部第1位)第46回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール入賞者インタビュー

木村日鞠さん(ピアノ部門中学2年生の部第1位)第46回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール入賞者インタビュー

第46回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール入賞者インタビュー

木村日鞠 ピアノ部門中学2年生の部 第1位

S.バーバー/ピアノソナタ 変ホ短調 Op.26 第2、4楽章

Q.音楽を始めたきっかけ、当コンクールに参加したきっかけを聞かせてください。

――当コンクールは予選・本選・全国と自由曲で参加でき、それぞれの本番日を目標に今取り組んでいる曲と真剣に向き合える点が魅力です。このままでは間に合わないかもしれないと思いながら練習するのはヒヤヒヤしますが、なぜか私はいつも少しワクワクします。それは、今日の自分より明日の自分のほうがほんのわずかでもよく弾けるだろう、と明日の自分に期待できるからです。

Q.本番前のリラックス方法・ルーティーンを教えてください。

――本番前はいつもと変わらず過ごすようにしています。全国大会の会場タワーホール船堀では、家族でお昼ご飯を食べた後に展望台に登りました。360°の素晴らしい景色からディズニーランドも見えて、一瞬ふわりと心が飛んでいきました。ただし、控室に入ってからは、ぐっと気持ちを切り替えます。首で手を温めながら楽譜を一度ゆっくりよく読みます。出番直前には、演奏最後まで絶対に集中力を切らさないような気持ちを準備します。

Q.今後の目標、どんな音楽家になりたいか聞かせてください。

――何度も練習を重ねたとしても、初めてその曲に触れた時に感じた印象や新鮮な感動を、いつも忘れずに弾きたいと思います。今後は多様な音色を持てるように、自分の中の色々な感情、エネルギー、想像力を大切にしたいです。そしてそれを表現できるようなテクニックや身体の使い方を身につけたいと思います。また、自分のやりたいことがあるときには、楽譜をしっかり見直して、自分の考えと楽譜の考えの関係を大事にしていきたいです。