川原潤さん(チェロ部門高校生の部第1位)第47回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール入賞者インタビュー

川原潤さん(チェロ部門高校生の部第1位)第47回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール入賞者インタビュー

第47回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール入賞者インタビュー

川原潤 チェロ部門高校生の部 第1位

A.ドヴォルザーク/チェロ協奏曲 ロ短調 Op.104 第1楽章

Q.ご入賞された今のお気持ち・感想を聞かせてください。

――今回演奏させていただいたドヴォルザークのチェ口協奏曲第1楽章は、チェロコンツェルトの中でも非常に有名な曲です。いつか演奏したいとずっと憧れていたので、この曲で第1位を頂けたことは本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。また、コンクールにあたって日々支えてくださった先生方、家族には感謝しかないです。

Q.音楽を始めたきっかけ、当コンクールに参加したきっかけを聞かせてください。

――今は亡き祖父がチェロを弾いていた影響で、5歳の時に一緒にレッスンに通うようになりました。今回のコンクールは、高校生最後の機会ということで、チャレンジしてみようと思ったからです。

Q.レッスンの思い出、楽しかったこと、嬉しかったこと、大変だったことを教えてください。

――幼少期、レッスン後に新宿高島屋でご褒美ケーキを食べられることが何よりも楽しみでした(笑)。大変だったことは、今も…ですが、満員電車、大雨、真夏のチェロ移動です。

Q.演奏するときに気をつけていることを教えてください。

――特にフレーズには気をつけて弾いています。1フレーズごとに変化をもたらしていくので音色やビブラート、テンポなどを変えていくことで喜怒哀楽を表現し、より魅力的な演奏になるよう心がけています。

Q.今後の目標、どんな音楽家になりたいかお聞かせください。

――古典から近代まで幅広い音楽に触れ、時代に合った演奏表現を身につけていきたいです。また、作曲家の伝えたかった想いを汲み取り、より忠実に芸術的な音楽を創り上げたいです。将来は、国境を越え人々を魅了する演奏家になれたらと思います。