【インタビュー】2024年11月24日(日)新井田さゆりソプラノリサイタル~秋に歌う~

【インタビュー】2024年11月24日(日)新井田さゆりソプラノリサイタル~秋に歌う~

2024年11月24日(日)に東京・日暮里サニーホールコンサートサロンで「新井田さゆりソプラノリサイタル~秋に歌う~」を開催いたします。リサイタルに向けて新井田さゆりさん、三浦有香さんにインタビューいたしましたので、ご覧ください。

インタビュー

今回のリサイタルに向けての抱負を教えてください。

新井田さん:東京国際芸術協会の新人オーディションに合格したお陰で今回のリサイタルに繋がりました。音楽家にとって表現する場をいただけることはこの上ない喜びです。そしてリサイタルに足を運んでくださる方がいらっしゃってくださること、皆様にお届けできますことを心から嬉しく思います。また裏で支えてくださっているスタッフの方々に感謝申し上げます。舞台に立つことは沢山の方の関わりがあって成り立つことです。その気持ちを大切に一曲一曲心を込めて歌えたらと思います。

三浦さん:この度は、素敵なホールで、ソプラノリサイタルにてピアノ共演できますことを、大変嬉しく感謝しております。秋の午後、工夫を凝らしたプログラムで、お客様との空間を共有できることが今から楽しみです。

演奏する曲の聴き所などを教えてください。

新井田さん:ドビュッシーの「忘れられし小唄」を6曲全曲歌わせていただきます。歌とピアノのデュオのような作品を楽しんでいただけたら嬉しいです。

三浦さん:今回演奏曲目にある作曲家ドビュッシーは、若い頃ピアニストを目指した時期もありました。そして、プーランクはピアニストとして活躍しながら作曲活動を行っていました。ピアノを知り尽くした両者ならではの、ソプラノと重なり合う美しい響きも、どうぞ楽しんでいただけたら嬉しいです。

あなたにとって音楽とは何ですか。

新井田さん:ありのままの自分に戻る存在です。

三浦さん:私にとって音楽は、ご飯を食べ眠る、というように生活の中でいつも身近にあり、生きる上でなくてはならないものです。

演奏会情報

2024年11月24日(日)新井田さゆりソプラノリサイタル~秋に歌う~
会場:東京・日暮里サニーホールコンサートサロン
時間:16:30開演(16:00開場)
料金: 全席自由 2,500円

出演者

新井田さゆり
Sayuri Araida, ソプラノ

東京音楽大学及び同大学院を首席卒業。第77回読売新人演奏会出演。その後、笹川日仏財団より、奨学金を得て、渡仏。エコール・ノルマル・ド・パリ音楽院、パリ国立地方音楽院演奏課程をどちらも満場一致の審査員特別賞で卒業。8年のフランス滞在を経て、2018年1月帰国。2015年クレドール・コンクール銀賞、2017年レオポルド・ベラン国際音楽コンクール第二位、2018年第37回飯塚新人音楽コンクール入選。東京国際劇術協会第87回新人演奏会オーディションでは奨励賞を受賞しての合格。 フランスでは、プーランクのオペラ「ティレジアスの乳房」やオッフェンバックの「天国と地獄」の主役を務めた。更にフィンランド出身の作曲家カイヤ・サーリアホの作品「シモーヌの受難」で2014年から2022年まで主役を務め、ニューヨークやノルウェー、デンマーク、フィンランド、フランス国内で初演を遂げ、好評を得る。2025年2月にはフランスのランス歌劇場で『シモーヌの受難』への出演が決定している。2018年の帰国後、声楽家のための体づくりとして、トレーナーとしても尽力。声楽を鹿野道男、釜洞祐子、武田正雄、ペギー・ブーヴレ、近藤富佐子の各氏に師事。

三浦有香
Yuka Miura, ピアノ

東京音楽大学ピアノ専攻を経て、同大学大学院修士課程伴奏科修了。同大学非常勤伴奏助手を勤める。伴奏にて卒業演奏会、読売新人演奏会等に出演、日墺文化協会主催フレッシュコンサートにて最優秀共演者賞を受賞。ピアノを小林仁、中津留絵里加、弘中孝、寿明義和、室内楽伴奏法を山洞智、御辺典一、東彩子各氏に師事。 現在後進の指導にあたりながら、室内楽、伴奏、ソロを中心に幅広く演奏活動を行う。

曲目

グノー:オペラ『ロミオとジュリエット』より「私は夢に生きたい」

ドビュッシー:忘れられし小唄

プーランク:メタモルフォーゼ

マスネ:オペラ『マノン』より「さよなら 私たちの小さなテーブルよ」

グノー:おいで、芝生は緑 

山田耕筰:赤とんぼ