【インタビュー】2024年11月24日(日)太田みのりソプラノリサイタル

【インタビュー】2024年11月24日(日)太田みのりソプラノリサイタル

2024年11月24日(日)に東京・日暮里サニーホールコンサートサロンで「太田みのりソプラノリサイタル」を開催いたします。リサイタルに向けて太田みのりさん、前田陽一朗さんにインタビューいたしましたので、ご覧ください。

インタビュー

今回のリサイタルに向けての抱負を教えてください。

太田さん:約10年ぶりのリサイタル開催となりました。このような機会を頂戴し心から感謝しております。私にとってこの10年は、出産・育児、そしてコロナ禍と続き、なかなか満足に歌えない期間でした。そのような時を経て今、“歌うこと”そのものが尊く、大きな喜びを感じます。音楽への感謝、支えてくださる全ての方々への感謝を込めて、歌わせていただきます。

前田さん:大学で音楽の道に進んでから20年目にあたります。気持ちを新たに1つ1つの曲目、1つの舞台に取り組んでいきたいです。

演奏する曲の聴き所などを教えてください。

太田さん:選曲に大変悩んだのですが、ドイツや日本の歌曲、イタリアのオペラアリア等、とても魅力的でお客様に是非聴いていただきたい曲を取り上げました。特にモーツァルトの「エクスルターテ・ユビラーテ」は、ピアノの前田さんも是非入れましょう!と意見が一致したもので、華やかで喜びに溢れた名曲です。また、早坂文雄「うぐひす」は無伴奏の難解な曲ですが、幽玄の世界に引き込まれるような独特な趣があります。様々な時代、地域の歌をお楽しみいただければ幸いです。

前田さん:いろんな言語と音楽が集まった意欲的なプログラムです。また、ピアノにも聞きどころが多く歌と合わせて注目して頂ければと思います。

あなたにとって音楽とは何ですか。

太田さん:常に共にあり、人生に彩りを与えてくれるものです。時には慰め、励まし、時には心の平安をもたらし、いつも寄り添ってくれる欠かせない存在です。

前田さん:いつも音楽が頭で鳴っているか、音楽のことを考えている自分にとってごく自然なものですね。音楽を通して世界の色んなものごとを知ったりすることが楽しいです。

演奏会情報

2024年11月24日(日)太田みのりソプラノリサイタル
会場:東京・日暮里サニーホールコンサートサロン
時間:11:30開演(11:00開場)
料金: 全席自由 2,500円

出演者

太田みのり
Minori Ota, ソプラノ

大学在学中にウィーンへ留学、声楽の研鑽を積む。現地で演奏会等に出演し、帰国後は会社勤務を経て音楽活動を再開。数々のコンサートに出演した他、オペラでは「愛の妙薬」アディーナ、「ドン・ジョヴァンニ」ツェルリーナ、「コシ・ファン・トゥッテ」デスピーナ、「ホフマン物語」オランピア、「仮面舞踏会」オスカル、オペレッタでは「小鳥売り」クリステルなどを演じる。東京と愛知にてリサイタルを開催。その他、音楽イベントの企画・運営・MCなど幅広く活動している。学生時代にバックパックで中東・アフリカ諸国を巡り、現地の人々と歌を通して交流したことがきっかけで、世界各国の歌に興味を持つ。第2回東京国際管弦声楽コンクール・プロフェッショナルの部3位。東京外国語大学卒業。東京国際芸術協会、岡崎音楽家協会各会員。

前田陽一朗
Yoichiro Maeda, ピアノ

東京藝術大学を経て桐朋学園大学院大学修了。ニューヨークのコンクールで優勝後、同地の音楽祭に2年連続で招聘され協奏曲やリサイタル開催。秋山和慶氏指揮、中部フィルハーモニー管弦楽団と協奏曲を共演。2022年チェコ音楽の祭典にてmusica panenka賞(最高位賞)を獲得、リサイタルを開催。指揮者として《ラ・ボエーム》《リゴレット》《第九》(いずれも抜粋)等を演奏。サン=オートム室内管弦楽の指揮者としてPTNAほか各地の演奏会で指揮を務めている。地元小牧市ではトークたっぷりの市民講座や演奏会は好評を博している。全日本ピアノ指導者協会正会員。

曲目

シューマン:歌曲集《ミルテの花》より 「献呈」

シューベルト:「ガニュメート」

モーツァルト:モテット「踊れ、喜べ、幸いなる魂よ」(エクスルターテ・ユビラーテ)

リスト:3つの演奏会用練習曲「ため息」

早坂文雄:《春夫の詩に拠る四つの無伴奏の歌》より「うぐひす」

小林秀雄:演奏会用アリア「すてきな春に」

ロッシーニ:歌劇《セビリアの理髪師》より 「今の歌声」

プッチーニ:歌劇《蝶々夫人》より 「ある晴れた日に」