山岸聖明さん(管楽器部門高校生の部第1位)第3回東京国際管弦声楽コンクール入賞者インタビュー

山岸聖明さん(管楽器部門高校生の部第1位)第3回東京国際管弦声楽コンクール入賞者インタビュー

第3回東京国際管弦声楽コンクール入賞者インタビュー

山岸聖明 管楽器部門高校生の部 第1位

F.ダヴィッド/トロンボーン協奏曲 変ホ長調 Op.4

Q.ご入賞された今のお気持ち・感想を聞かせてください。

――練習通りの演奏が出来ず、結果が出るまで心配ばかりでしたが、このような素晴らしい賞を頂けて、とても嬉しいです。

Q.本選での選曲について、選曲理由、作品の聴きどころについてお聞かせください。

――この曲を選んだ理由は、私の表現力や技術を最大限活かせると思ったからです。1楽章では音の跳躍が激しく細かい技術が必要となり、2楽章では曲の背景を連想させるような、暗い音色での演奏が必要だと私は思います。私はこれらを上手く演奏できると思い、この曲を選びました。曲調の切り替わる部分に注目して聞くと、より作品の良さを引き出せると思います。

Q.より良い音楽、演奏のために普段から心がけていることはありますか。

――とにかく音楽を楽しむことを心がけています。ただ楽譜通り吹くのではなく、どんな時でも感情を込めて楽しく演奏しています。そうすることで人に披露する時も自然に音楽を楽しむことができ、ミスも減ると私は思っています。

Q.思い出のレッスンはありますか。

――いくつかのコンクールで賞を取っていた時期に、初めて見てもらったトロンボーンの先生に基礎的なことからたくさん指摘されたレッスンです。コンクールで結果を出すことが出来ていたため、当時は素直に受け止めることが出来ず、悔しい思いばかりでした。

Q.練習以外に音楽と向き合うためにしていることがあれば教えてください。

――憧れのトロンボーン奏者の演奏をとにかくたくさん聞いています。演奏を聞く上で、自分が演奏出来なさそうな部分を見つけたり、自分の苦手なものを見つけ、次の目標にしています。

Q.最近のマイブームは何ですか。

――音がとても響く場所でトロンボーンを吹くことです。音が反響すると自分の音が綺麗に聞こえ、上達したと思えるからです。

Q.今後の意気込みをお聞かせください。

――自分の憧れのトロンボーン奏者に劣らないくらいの演奏技術の持ち主に必ずなります。