川嵜心蘭さん(ミュージカル部門大学生の部第1位)第3回東京国際管弦声楽コンクール入賞者インタビュー
- 2024.11.25
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第3回東京国際管弦声楽コンクール入賞者インタビュー
川嵜心蘭 ミュージカル部門大学生の部 第1位
S.フラハティ/「ラグタイム」より ユア・ダディズ・ソン/英語
P.ゴードン「ジェーン・エア」より スイート・リバティ/日本語
Q.ご入賞された今のお気持ち・感想を聞かせてください。
――今年は1位になることを目標として出場したので、目標を達成できて率直にとても嬉しい気持ちです。今までにも色々なコンクールに出場してきましたが、ミュージカル部門では1位に届きませんでした。そこでの経験や反省点を踏まえて挑んだ今回の大会だったので、結果を残すことができて本当に良かったです。
Q.本選での選曲について、選曲理由、作品の聴きどころについてお聞かせください。
――英語で演奏した「Your Daddy’s Son」は、tekkan先生に勧めていただきました。私の中ではいままでにあまり歌ったことのないような音域で挑戦的な選曲でした。曲の中で最も盛り上がる部分を強いミックスボイスで歌うところが一番の聴かせどころでもあり、不安要素でもありました。ですが、本番ではなんとか乗り越えることができて少し成長できたかなと思います。また、英語の歌詞も日常であまり使わないような単語が多く友人に協力してもらい発音の練習をしました(笑)。2曲目の「Sweet Liberty」は日本語で演奏しました。この曲は准本選でも演奏しました。そこでの審査員の皆さまの講評も参考にしながらブラッシュアップして本選に持っていきました。一曲の中で調性が変化する部分が多く、場面の切り替え方を工夫して歌いました。そして、ラストに待ち受けるロングトーンは最後まで気を抜かずエネルギーが衰退しないよう意識しました。本選は2曲歌わなければいけないので、予選や准本選よりもスタミナの配分を考えながら演奏しました。
Q.今後の意気込みをお聞かせください。
――一度にこんなにたくさんの先生方に演奏を聴いていただき、講評をいただける機会はこのようなコンクールでしかないと思います。今回この大会に出場したことはとても貴重な経験になりました。1位をいただいたことはとても嬉しく思いますが、それに驕らず今回いただいた講評や自分の中での反省を生かして今後も成長していけたらと思います。
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