橋爪華琳さん(ミュージカル部門中学生の部第1位)第3回東京国際管弦声楽コンクール入賞者インタビュー

橋爪華琳さん(ミュージカル部門中学生の部第1位)第3回東京国際管弦声楽コンクール入賞者インタビュー

第3回東京国際管弦声楽コンクール入賞者インタビュー

橋爪華琳 ミュージカル部門中学生の部 第1位

A.メンケン/「キックス:ザ・ショーガール・ミュージカル」より ロケッツになりたい/英語

Q.ご入賞された今のお気持ち・感想を聞かせてください。

――初めての東京国際管弦声楽コンクールで第1位と評価頂いたこと、とても嬉しく思います!袖に待機していたときは、上手く声が響くか不安だったのですが、素晴らしいホールの力もあり、楽しく歌うことができたので良かったです。コンクールで歌わせて頂くと毎回感じるのですが、今の自分の気持ちを、大好きな曲を通じて伝えることができて、とても楽しいです。そして、私はやはり歌うことが大好きなんだな、と感じます。一方で、自分のパフォーマンスについては「もっと圧倒的になりたい!」と思っているので、さらに頑張らなくてはいけないという気持ちです。今回の経験を糧にして、これからの頑張りに繋げていきたいです。

Q.本選での選曲について、選曲理由、作品の聴きどころについてお聞かせください。

――作曲家アラン・メンケンさんについて研究を続けるなかで出会った曲です。ミュージカルとしてはヒットすることはなかったKicksという作品ですが、アラン・メンケンさんが本作で作った曲は今でも広く知られて歌われていることに興味を持ちました。Kicksという作品も研究し、時代背景やどのような気持ちで歌われているか、具体的には「どうしてもダンサーになりたい!」と強い意思をもっている女性の気持ちを考えながら表現することに努めました。

Q.より良い音楽、演奏のために普段から心がけていることはありますか。

――ジャンルや時代を超えて様々な曲を聴くようにしています。具体的には、ジャズもよく聴きますし、1970〜80年代のブロードウェイ作品の曲を調べて聴いたりしています。聴いている中で気をつけていることは、それぞれの歌手の歌い方です。どういったときにどのようなテクニックを使っているのか、どのような方法で想いを伝えているのかを考えて、自分でも活用できるようにしています。

Q.今後の意気込みをお聞かせください。

――私の強みは継続する力だと思っているので、これからも先生方の指導をもとに毎日の努力を続けていきたいです。私の歌を聴いて頂いた方に何かメッセージを伝えたり、少しでも記憶に残ってもらえるような演奏ができるようにこれからも頑張っていきます。