臼坂玲音さん(ピアノ部門高校1年生の部第1位)第48回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール入賞者インタビュー
- 2025.03.27
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第48回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール入賞者インタビュー

臼坂玲音 ピアノ部門高校1年生の部 第1位
F.ショパン/スケルツォ 第4番 ホ長調 Op.54
Q.ご入賞された今のお気持ち・感想を聞かせてください。
――まさか、第1位をいただけるとは思っていなかったので、驚きました。祖父が年始から病気と闘っており、いい報告をしたいと思いコンクールに向けて音楽と真摯に向き合い頑張ってきたので、結果に繋がって嬉しかったです。それから以前にこのコンクールに参加した際は、第2位で悔しい思いをし、今回順位を上げるという目標を達成することもできて良かったです。本番は少し緊張していましたが、ピアノの前に座ると緊張がほぐれ、自分の音を1音1音聴きながら、スケルツォのおどけた感じや自分の描いているイメージを浮かべながら演奏することができました。今まで熱心にご指導してくださった先生方や支えてくれた家族に感謝しながら、これからも音楽に対して誠実に向き合っていきたいと思います。
Q.音楽を始めたきっかけ、当コンクールに参加したきっかけを聞かせてください。
――兄が母にピアノを教わっている様子を見ていて、私もピアノを弾きたいと思い始めました。このコンクールに参加したきっかけは、自分の弾きたい曲で参加できるところに魅力を感じたからです。
Q.レッスンの思い出、楽しかったこと、嬉しかったこと、大変だったことを教えてください。
――黒田亜樹先生は、幼少期からお世話になっております。今までずっとピアノを好きでいられるのは先生のご指導のおかげです。池田慈先生は、いつも本気で褒めてくださり、ダメな時は本気で叱ってくださります。三好晶子先生は、高校の担任の先生でピアノのご指導もしていただいています。いつも笑顔で優しく教えてくださって嬉しいです。いつも愛を持ってご指導してくださる先生方のおかげでたくさん成長することができ、レッスンが楽しみです。
Q.演奏する中でお気に入りの1曲と好きなところを教えてください。
――今のお気に入りの曲は今回演奏したショパンのスケルツォ第4番です。好きなところは、中間部の美しい旋律や再現部に向かう際にどんどん気持ちが昂っていくところです。スケルツォのおどけた感じや楽しいところが自分に合っていると感じており、弾いていると幸せな気持ちになれるので大好きです。
Q.今後の目標、どんな音楽家になりたいか聞かせてください。
――音楽をやっていく上で自分の気持ちというのは自分の演奏に大きく反映されるので、心をアクティブに自分と向き合いながら音楽を続けていきたいです。聴いてくださる方々を感動させられるような演奏ができるようになって、人としても尊敬されるような音楽家になりたいです。
Q.あなたにとって音楽とは?
――私にとって音楽とは心の癒しです。辛い時や悲しい時があっても音楽を聴いたり、演奏することによって心が癒されます。いつも寄り添ってくれるところが好きです。音楽は生活を豊かにしてくれます。自分を表現するために必要不可欠な存在です。この先も音楽と共に生きていきたいです。音楽を愛し音楽に愛されるような人間になりたいです!
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