【インタビュー】2025年5月3日(土祝)山口ゆららヴァイオリンリサイタル

2025年5月3日(土祝)に東京・日暮里サニーホールコンサートサロンで「山口ゆららヴァイオリンリサイタル」を開催いたします。リサイタルに向けて山口ゆららさん、大高明莉さんにインタビューいたしましたので、ご覧ください。
インタビュー
今回のリサイタルに向けての抱負を教えてください。
山口さん:今回のリサイタルでは、ただ演奏を披露する場ではなく、日頃お世話になっている皆さまへ感謝の気持ちを伝える機会にしたいと思っています。この空間が愛に溢れ、来てくださった方の帰り道が、いつもより鮮やかで温かいものになるよう願いを込めて演奏したいです。
大高さん:ヴァイオリンに憧れがある、と私がどこかでお話したことがあったのを山口さんが覚えてくださっていて、今回伴奏をさせていただくことになりました。
憧れのヴァイオリンの伴奏の機会をいただきとても嬉しいです。
山口さんの美しく魅力的な音色を、聴いてくださる方に存分にお届けできるよう、本番まで研究していきたいと思います。
演奏する曲の聴き所などを教えてください。
山口さん:ベートーヴェンのヴァイオリンソナタ第8番は、ピアニストの大高さんとの対話のような掛け合いが魅力の一曲です。特に、ヴァイオリンとピアノが互いに掛け合いながら展開していく様子に注目していただきたいです。
終楽章は「熊のダンス」とも呼ばれており、ユニークで遊び心に溢れた楽章です。疾走感のあるエネルギッシュな曲なので、ぜひ一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。
大高さん:今回メインプログラムとなるベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ第8番は、軽やかで愛らしい、山口さんの雰囲気にぴったりな作品です。
また、クライスラーやドヴォルザークなど有名曲もたくさん演奏するので、音楽好きの方から、クラシックをあまり聴いたことのない方など、どんな方でも楽しんでいただけるリサイタルになるのではないかと思っております。
あなたにとって音楽とは何ですか。
山口さん:私のことを幸せにしてくれる材料の1つだと思っています。出かける時にも音楽の大切さをよく感じるのですが、例えばカフェに入ったら可愛らしいピアノの曲が流れていたりしてとても心が落ち着きますし、バーへ入ったらジャズが流れていたりしますよね。その空間に音楽があるから、その空間が特別なものになると私は思っています。
大高さん:本当の自分を映し出すもの、です。良いときも悪いときも、自分の持っている気持ちが音に表れると感じています。ピアノと、音と真摯に向き合って、自分のやりたい音楽を生き生きと表現できるようになりたいです。
演奏会情報
出演者

山口ゆらら
Yurara YAMAGUCHI, Violin
3歳よりヴァイオリンを始める。第45回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール第1位。2017年、かわさきジュニアオーケストラのソリストとしてフェスタサマーミューザで演奏。現在、東京藝術大学音楽学部器楽科ヴァイオリン専攻1年在学中。同大学にて松原勝也、尾池亜美の各氏に師事。

大高明莉
Akari OTAKA, Piano
2歳よりヤマハ音楽教室に入会。ヤマハジュニア専門コース修了。これまでにピアノを上仲典子、江口玲、ソルフェージュを深谷裕子の各氏に師事。茨城県立取手松陽高等学校音楽科を経て東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻1年在学中。
曲目
クライスラー:愛の喜び、愛のかなしみ
ドヴォルザーク:4つのロマンティックな小品 作品75
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第8番 ト長調 作品30-3
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