入江紗良さん(ピアノ部門中学1年生の部第1位)第48回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール入賞者インタビュー

入江紗良さん(ピアノ部門中学1年生の部第1位)第48回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール入賞者インタビュー

第48回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール入賞者インタビュー

入江紗良 ピアノ部門中学1年生の部 第1位

F.ショパン/スケルツォ 第1番 Op.20

Q.ご入賞された今のお気持ち・感想を聞かせてください。

――今回このような素晴らしいコンクールに参加でき、1位という結果を頂けましたことをとても嬉しく思います。いつも支えてくだる先生方や友人、家族に心から感謝しております。また、予選から全国大会まで素晴らしいホールでの演奏機会を頂き、審査員の皆様からの沢山のアドバイスが書かれた講評も私の励みになりました。これからより一層、ピアノの演奏で沢山の皆様に感動を与えられるよう努力して参ります。

Q.レッスンの思い出、楽しかったこと、嬉しかったこと、大変だったことを教えてください。

――レッスンの思い出は、難しいフレーズを弾けるようになるまで寄り添ってくれた先生の優しさと熱意を感じた日々全てです。先生の優しい指導のおかげで少しずつ自信を持って弾けるようになっていけました。うまく弾けない部分を何度も繰り返し私の隣で歌って下さり、演奏本番でも先生が隣で歌って下さっているのが想像出来ました。 レッスンが終わるたびに、新しいアドバイスや次までに考えてくる課題をもらって帰るのが楽しみで、次回のレッスンが待ち遠しかったです。 演奏に込める色々な思いも学ぶことが出来ましたし、もっと深めていきたいと思います。これからもピアノを弾くときに、音楽が伝える感情を大切にしていきたいです。

Q.演奏する中でお気に入りの1曲と好きなところを教えてください。

――全国大会で演奏させて頂いたショパンの「スケルツォ第1番」は、演奏してみたかった1曲でとても大好きです。初めは教えて頂ける嬉しさでいっぱいでしたが、調べていけばいくほど複雑で繊細なショパンの感情を表現する難しさがありました。特に中間部のメロディの心情を表現するのは難しいです。この部分は、速くて激しい前半部分とは全く違い、ショパンが故郷を懐かしいなと思う気持ち、戦争に対する負の気持ち色々な感情が表れています。また、最後に向かってだんだん盛り上がっていく部分も好きです。これからも大事に、よく考えていきたい作品です。