石川蒼宇さん(金管楽器部門中学生の部第1位)第48回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール入賞者インタビュー
- 2025.04.07
- コンクールオーディション
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第48回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール入賞者インタビュー

石川蒼宇 金管楽器部門中学生の部 第1位
F.ダヴィッド/トロンボーンのためのコンチェルティーノ 変ホ長調 Op.4 第1、2楽章
Q.ご入賞された今のお気持ち・感想を聞かせてください。
――出場すると決めた時から1位を取るという目標を立てていたので、素直に嬉しく思っています。発表を見た瞬間ガッツポーズが出ました。今回、全国大会どころか、ソロコンクールというものに初めて出場したので、予選のステージは思った以上にとても緊張しました。しかし、本選、全国大会とステージを重ねるごとに緊張もほぐれ、全国大会はリラックスして自分の力を出し切って演奏することができました。ピアノ伴奏を引き受けてくれた同級生の岩本実桜さんや、トランペット奏者にもかかわらず、トロンボーンの指導をしてくださったシーズ・ミュージックスクールの佐藤和裕先生、練習に付き添ってくださった岩本さんのお祖母様を始めとする、支えてくださった皆さまには感謝してもしきれません。今後も皆さまへの感謝を忘れずにさらに高みを目指して頑張っていきたいと思います。
Q.音楽を始めたきっかけ、当コンクールに参加したきっかけを聞かせてください。
――音楽を始めたきっかけは母の勧めです。3歳からリトミックを始め、気づけばピアノ、トロンボーン、ユーフォ、トランペットと演奏の幅を広げ、今まで続けてきました。やっていく中で音楽の楽しさに気づき、どんどん音楽が好きになっていきました。中でも仲間と共に活動する部活動は最高の居場所です。練習のない日は物足りなさを感じるくらい、部活動が好きになっていました。
去年の夏過ぎ頃、11月で部活動を引退し、トロンボーンを演奏する機会がなくなってしまうことに抵抗を感じていました。その時、トランペットを教わっていた佐藤和裕先生からこのコンクールを紹介されました。そして、吹奏楽部部長でありクラスメイト、さらにはピアノコンクールで輝かしい活躍を見せる岩本実桜さんが、ピアノ伴奏を快諾してくれたので、出場を決意しました。これがコンクール出場のきっかけです。
Q.演奏するときに気をつけていることを教えてください。
――僕が演奏するときに一番気をつけていることは、表現を欠かさないようにすることです。曲のイメージを頭の中に浮かべながら演奏していました。こうするだけで、一気に曲の表現ができるようになっていきました。しかし、練習の最初の頃は全く表現をしていませんでした。部活動でも、顧問や外部講師の先生が言っていたことをそのまま表現するだけで、自分で考えることは全くしていませんでした。ですが、ソロコンクールの練習で、佐藤先生から表現を一番大切にするように言われ続けました。先生からインスピレーションを受けながら、自分で曲のイメージを思い浮かべ、演奏するようにしていきました。その結果、そのイメージが音に現れ、表現も自分の武器にすることができました。
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