家入彩寧さん(ヴァイオリン部門小学1年生の部第1位)第48回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール入賞者インタビュー

家入彩寧さん(ヴァイオリン部門小学1年生の部第1位)第48回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール入賞者インタビュー

第48回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール入賞者インタビュー

家入彩寧 ヴァイオリン部門小学1年生の部 第1位

E.ラロ/スペイン交響曲 第1楽章

Q.ご入賞された今のお気持ち・感想を聞かせてください。

――とても嬉しいです。前回は舞台に出ていく時、すごく緊張してしまいましたが、今回はあまり緊張せず、笑顔で出て弾くことが出来ました。この曲をこれからもっと格好良く、高い音やリズムも正しく、イメージをしっかり持って弾けるようにしていきたいです。

Q.音楽を始めたきっかけ、当コンクールに参加したきっかけを聞かせてください。

――私が幼稚園の時、同じ園のお兄さんが皆の前でヴァイオリンを演奏をして、私も弾いてみたいな、と思ってお母さんにお願いをして始めました。このコンクールに参加したきっかけは、同じ教室のお兄さんお姉さんがこのコンクールに出ていて、私も出たいな、と思ったことです。

Q.レッスンの思い出、楽しかったこと、嬉しかったこと、大変だったことを教えてください。

――レッスンの思い出は、去年の夏に受けたコンクールの予選の日の朝、先生にレッスンをお願いして、一緒に沢山弾いてもらって、とても心強い気持ちでコンクールに向かえたことが嬉しくて、今でも心に残っています。レッスンで楽しかったことは、去年ベリオのヴァイオリン協奏曲の9番の第1楽章で、私が弾いている時に、先生が一緒に私のお話のようにイメージを伝えてくれて、それを想像しながら楽しく弾いていたことです。ラロのスペイン交響曲で大変だったのは、ハイポジションで弾く時に音を外さないようにすることです。私は小指が短いので、練習をしている時は、小指が長ければ簡単に届くかな、と思いながら練習をしていました。

Q.演奏するときに気をつけていることを教えてください。

――コンクールや発表会が午後にある時、お昼ご飯をいつも通り食べると、決まって眠くなってしまうので、出番の前は、少しだけに口に入れるようにして、終わってからしっかり食べるようにしています。以前は、緊張から怖い顔で舞台に出ていってしまって、最後まで緊張したまま弾いてしまいがちでしたが、今はなるべく笑顔で出ていって、気持ちよく弾けるように心がけています。

Q.演奏する中でお気に入りの1曲と好きなところを教えてください。

――前に弾いたベリオの協奏曲9番の第1楽章です。ベリオの曲は、バレエの情景もですが、一つの曲の中に色々な変化があって、とても弾いていて楽しいです。

Q.今後の目標、どんな音楽家になりたいか聞かせてください。

――弾いていく曲の一つ一つと丁寧に向きあって、色々な曲を楽しんで弾いていきたいです。

Q.あなたにとって音楽とは?

――私は読書が好きなのですが、音楽は、本と同じく其々の物語があって、曲や場面によって色々なことを感じることが出来る楽しいものです。