TIAA友の会メールマガジン【capriccioso】~気ままにクラシック音楽~ vol.4(バックナンバー)

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音楽な人々「あなたの記憶に残る音楽は?」

2025年3月20日配信
文/運営スタッフ

この前新年を迎えたかと思えばあっという間に3月も後半。
3月といえば卒業シーズン、別れの季節でもあります。多くの地域では『卒業式』が行われているのではないでしょうか。
そういえば、卒業式はクラシックが流れていたなぁと思い出しました。


特に定番なのが、「ベートーヴェン:ピアノソナタ第8番『悲愴』第2楽章」
このシーズン耳にすることが多い名曲です。
タイトルには『悲愴』と入っており、卒業式に悲愴…?となってしまいますよね。
確かに第1楽章と第3楽章は悲壮感漂う曲調となっていますが、第2楽章はなんとも温かみのある旋律が流れます。
このソナタは、ベートーヴェンが聴覚障害の初期症状に苦しんでいた時期に書かれており、その感情が音楽に表れたといわれています。
ベートーヴェンの豊かな表現力が光る作品の1つですね。

先日も東京では雪が降り、朝晩はまだまだ冷え込みますが、春の音楽を聴いて気分を上げるのもよいかもしれませんね!