指揮者クリスティアン・ハンマー声楽・器楽個人レッスン

マスタークラス紹介

《オペラ劇場あらかわバイロイト》の指揮者として来日を重ね、雄大なワーグナー演奏で東京オペラ界に大きな話題を巻き起こした、ドイツのオペラハウスの大ベテラン指揮者、クリスティアン・ハンマー先生の個人レッスンを、今回も開講いたします。
ハンマー先生は、オペラ公演の指揮が素晴らしいだけではなく、リハーサル期間中の歌手・ピアニスト・オケ奏者などへの指導に大変に優れており、とりわけ歌手の間では、急速に評判がひろまりました。そこで東京国際芸術協会では、オペラ公演のキャストだけではなく、多くの方がハンマー先生の指導を受けられるように、公演のための滞在時にも、個人レッスン形式のマスターコースを開催し、大きな反響がありました。
音楽を学ぶ皆さんは普段、専攻分野の担任の先生のレッスンで勉強されていますが、ヨーロッパでは、音楽的なアドバイス・アンサンブル能力・各種オーディションやコンクール準備の助言などの為に、歌手や楽器奏者が指揮者の個人レッスンを受けることが普及しており、高い効果を上げています。ハンマー先生もドイツのロストック国立音楽大学で教鞭をとっており、指揮科だけでなく声楽・器楽のレッスンを日常的に展開されています。この機会に皆さんも是非、ドイツのベテラン指揮者からの刺激的なアドバイスに触れてください。
抜群の指導力でオケや歌手をリードするハンマー先生ですが、練習中はとってもユーモアたっぷりで、御茶目な方なので、外国語の苦手な方でもレッスンを楽しく運営しており、好評です。
クリスティアン・ハンマー

Christian Hammer
クリスティアン・ハンマー

ドイツ・ニーダーザクセン州のビュッケブルク出身。ハノーファー国立音楽大学ピアノ科及び指揮科卒業。ゴッツェ、ヨーリス両教授に師事。ブラウンシュヴァイク国立劇場所属ピアニストを経て1990年、北ハルツ劇場(ハルバーシュタット)第一指揮者に就任、翌年より劇場音楽監督。2002-09年ロストック国民劇場第一指揮者。またコブレンツ、マンハイム、ハノーファー、コットブス、ゲッティンゲン、ポーランド、イギリス(オックスフォード・バッハ合唱団)、エストニア等に客演した。レパートリーは、モーツァルト・ヴェルディ・ワーグナー・プッチーニ等の主要オペラやベートーベン・ブラームス・シューマン・チャイコフスキーの全交響曲、主要な大ミサ曲各種など広範囲に及ぶ。また、フランケの交響曲世界初録音を始めCD録音にも積極的に取り組んでいる。ロストック国立音楽大学指揮科・声楽科講師。1998年、MD(音楽監督)の称号を授与される。ドイツ・ワーグナー協会会員。2012年、≪オペラ劇場あらからバイロイト≫の音楽総監督に就任。
日程:
2014年10/24~11/11、11/15~11/16、11/24~12/4
①10:00~11:00
②11:00~12:00
③12:00~13:00

※上記以外の時間帯も、日程によっては可能ですので、事務局に御相談ください。

会場:
東京音楽学院西日暮里校
レッスン概要:
【声楽の個人レッスン】レパートリー指導、音楽・言語指導。ハンマー先生自身がピアノ伴奏しますが、伴奏者同伴も可能です。ドイツ・イタリア・フランス語作品で、オペラだけでなく歌曲でも受講できます。
【ピアノの個人レッスン】ハンマー先生ご自身が大変にピアノが達者なので、純粋なピアノレッスンも好評です。指揮者の耳で聞いた、より大きな音楽づくりのヒントが貰えます。
【コレペティ・伴奏レッスン】コレペティや伴奏ピアニストの皆さんは、普段「伴奏」そのものの指導をうけることが少ないと思います。指揮者の目から、現在皆さんが取り組んでいる伴奏曲・オペラ稽古曲の演奏法を指導します。
【各種楽器の独奏・合奏レッスン】ソナタから室内楽まで、アンサンブルの技術トレーナー、音楽アドバイスなどには、良い指揮者のレッスンを受けることがとても有効です。演奏会前の最終チェックなど、いろいろな使い方を考えてください。
レッスン時間・受講形式:
1組60分のマンツーマン個人レッスン
(英語・ドイツ語・フランス語・イタリア語、および簡単な日本語(音楽関係は随分単語を覚えています)でレッスンします。通訳がどうしても必要という方には用意いたしますが、原則的にハンマー先生は実際に手本を見せることによって、通訳なしのレッスンを希望されています。また、レッスンではコンクール・オーディション・留学などのアドバイスを受けることもできます。)
参加費:
1回15,000円
申込締切日:
原則としてレッスン希望日の一週間前(空席がある場合は間際でも受け付けます)