• プログラム
• 特集
• スタッフ
• キャスト
• チケット情報

メッセージ

　1685：バッハとヘンデル、1797：シューベルトとドニゼッティ、1810：ショパンとシューマン、そして我らがヴェルディとワーグナーは1813年。

　音楽の神様は粋な悪戯をしますね。同い年のゴージャスな組み合わせです。さらに続けると、1819：オッフェンバックとスッペとシューマン夫人クララ、1824：スメタナとブルックナー、1833：ブラームスとボロディン、1866：サティとブゾーニ、1874：シェーンベルクとホルスト、1875：ラヴェルとクライスラー、1882：ストラヴィンスキーとコダーイ・・・うーん、でも記念演奏会にはインパクト弱い。1860年のマーラーとヴォルフならば、まだ縁があるかな。
　なにしろヴェルディとワーグナーに勝る説得力はない。19世紀のオペラ界を象徴する両雄です。歌手たるもの、今年これを祝わないでどーする！！！・・・という意気込みで御案内致します。優にオペラ一本分以上の盛り沢山演奏会。満喫して下さい。

　 実はこの公演、瓢箪から駒です。予定していた「タンホイザー」舞台上演が来年に延期され、急遽企画しました。出演を御承諾戴いた皆様に心から感謝致します。御蔭様で記念の年らしい会ができました。ありがとう！

《オペラ劇場あらかわバイロイト》オペラ監督　田辺とおる

記事

• 「ワーグナーとヴェルディ、革命の年と終の棲家〉」　･･･文＝田辺とおる　「Vivace」2013年4月号掲載（PDF0.2Mb）

プログラム

ジュゼッペ・ヴェルディ（1813.10.10〜1901.1.27）

〈運命の力〉より
序曲
「平和を与え賜え、神よ」（レオノーラ）　　　福田祥子

〈シチリア島の夕べの祈り〉より
「ありがとう、愛する友よ」（エレーナ）　　　中森美紀

〈アイーダ〉より
「清きアイーダ」（ラダメス） 　　　加藤康之
「何やらいつになき喜びが」 （アムネリス・ラダメス・アイーダ）　　　田中牧子・加藤康之・高橋みのり

〈仮面舞踏会〉より
「どんな仮装か知りたいの」（オスカル）　　　山邊聖美

〈ドン・カルロ〉より
「呪わしき美貌」（エボリ）　　　平舘直子

〈リゴレット〉より
「慕わしい人の名は」（ジルダ）　　　中森美紀

〈椿姫〉より
「ああ、そは彼の人か〜花から花へ」 （ヴィオレッタ・アルフレード）　　　徳武雪子・加藤康之

リヒャルト・ワーグナー(1813.5.22〜1883.2.13)

〈さまよえるオランダ人〉より
「娘よ、この見知らぬ方を歓迎しておくれ」（ダーラント）　　　郷田明倫

〈ニュルンベルクのマイスタージンガー〉より
前奏曲
「さぁポーグナー親方」（合唱）
「ダヴィデ王の姿で飾られよ」 （ポーグナー・ワルター）　　　郷田明倫・青�蜻f晴
「マイスター達を侮ってはならぬ」（ザックス）　　　田辺とおる
「ドイツのマイスターに敬意を」（合唱）

休   憩

〈タンホイザー〉より
【第一幕】
「愛する人よ、何を考えているの？」 （ヴェーヌス・タンホイザー）　　　池野博子・青�蜻f晴
「ホルダの女神が降りてきて」（若い牧童）　　　山邊聖美
「巡礼の合唱」（合唱）
【第二幕】
「貴き殿堂よ」（エリーザベート）　　　福田祥子
「彼女があそこに居る〜ああ、姫よ」（ヴォルフラム・タンホイザー・エリーザベート）　　　高橋祐樹・青�蜻f晴・福田祥子
「この殿堂でお前に会うとは」 （ヘルマン・エリーザベート）　　　郷田明倫・福田祥子
「歌合戦入場の合唱」（合唱）
【第三幕】
「ここで祈っているだろうと思った」（ヴォルフラム）　　　高橋祐樹
「巡礼の合唱〜エリーザベートの祈り」 （ヴォルフラム・エリーザベート）　　　高橋祐樹・福田祥子
「夕星の歌」（ヴォルフラム）　　　高橋祐樹

〈神々の黄昏〉より
ブリュンヒルデの自己犠牲「薪を山と積み上げよ」 （ブリュンヒルデ）　　　福田祥子