【インタビュー】2017年9月30日(土)宮下玲衣&吉田桃子Duo Recital
2017年9月30日(土)に日暮里サニーホール・コンサートサロンで宮下玲衣&吉田桃子Duo Recitalを開催いたします。リサイタルに向けて宮下玲衣さん・吉田桃子さんにインタビューいたしましたので、ご覧ください。
・今回のリサイタルに向けての抱負を教えてください。
吉田
今回共演する宮下さんとは、高校、大学と同じで、プライベートでも仲良しな大切な友人です。共に学び、悩んできたからこそ奏でられる息の合った演奏がしたいです。一音一音を大切に、聴きに来て下さる方々の心に届くように演奏します。
宮下
ピアノの吉田さんとは高校生の時からのお付き合いで、これまでにも何度も共演をしています。大学でも二年間室内楽のレッスンを受けていました。彼女となら良い演奏をすることができると思い、今回も迷わず彼女にお願いをしました。この度のリサイタルは、足をお運び下さる皆さまがお楽しみ頂けるような場にするのはもちろんのこと、また私たちにとっても次へのステップアップの良い機会になればと思っています。
・演奏される曲の聴き所などを教えてください。
吉田
この曲は、画家ジャン・アントワーヌ・ヴァトーの作品「シテール島への船出」から着想されたと言われています。恋人が愛の神ヴィーナスを祭る島に船出する情景が描かれています。この曲が書かれた頃、ドビュッシーはエンマ・バルダックという女性に夢中で、ジャージー島に駆け落ちしました。曲全体を通して喜びに満ち溢れています。装飾音やリズムの変化、きらめくような細かい音が創り出す豊かな色彩感、幸福で満たされている様子をお聴きください。
宮下
今回は室内楽を中心としたプログラム構成にしました。二人の息の合うところがまた聴きどころなのではないかなと思います。
・あなたにとって音楽とは何ですか。
吉田
「心を成長させてくれるもの」です。これまで様々な曲に出会い、学ぶ中で、自分の表現したいことが発揮出来た時もあれば、上手くいかなくて悔しい思い、反省したことも沢山ありました。音楽は、辛く、苦しい時も楽しい時も自分と向き合って内面を見つめさせてくれるものでした。音楽を学ぶ立場にいなかったら、経験出来なかった緊張感、感動、達成感がありました。これから先、より多くの作品と出会うことになると思います。その時にさらに一歩、成長することが出来たら良いなと思います。
宮下
良き相棒、戦友のようなもの。読んで字のごとく音を楽しむ時ももちろんあります。しかし自分自身と対峙しまた成長させてくれる、そのようなものでもあると思います。自分をみつめ、内面と向き合うことで時には苦しい時もありますが、それがうまく達成できた時には良き相棒のようなものになっています。
演奏会詳細
2017年9月30日(土)宮下玲衣&吉田桃子Duo Recital ヴァイオリンとピアノの織りなすきらめきの旋律
時間: 11:30開演(11:00開場)
料金: 全席自由 2,500円
出演:
宮下玲衣(ヴァイオリン)
東京都立芸術高等学校、桐朋学園大学を卒業。現在、同大学研究科、日本大学大学院修士課程に在籍。霧島国際音楽祭、宮崎国際音楽祭、ウィーン国立音楽大学マスタークラス等に参加。ディヒラー音楽コンクール第2位。駐日セルビア大使館
やJ.ハイドン生家にて演奏。これまでにヴァイオリンを緒方恵、藤原浜雄の各氏に師事。
吉田桃子(ピアノ)
東京都立芸術高等学校を経て、桐朋学園大学卒業。同大学研究科修了。ピアノを三上桂子に師事。室内楽を三上桂子、藤
原浜雄に師事。フランス・パリにてAnne=Lize Gastaldiに師事。ニースにて講習会参加。第10回ショパン国際ピアノコンクールin ASIA全国大会銅賞、アジア大会入選。
プログラム:
ドヴォルザーク:ヴァイオリンとピアノのためのソナチネ ト長調 作品100より 第一楽章
ドビュッシー:喜びの島
グリーグ:ヴァイオリンソナタ 第3番 ハ短調 作品45
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