【インタビュー】2017年9月30日(土)藤本江利子ピアノリサイタル
2017年9月30日(土)に日暮里サニーホール・コンサートサロンで藤本江利子ピアノリサイタルを開催いたします。リサイタルに向けて藤本江利子さんにインタビューいたしましたので、ご覧ください。
・今回のリサイタルに向けての抱負を教えてください。
作曲家自身に聴いてもらうつもりで勉強し、演奏したいと思います。
技術的な事や頭で整理する事を計画的にクリアし、音の世界に集中して演奏できる様に努めます。
ご来場頂く皆様に2人の作曲家の音楽の魅力が伝わり、共鳴して頂ける部分がありましたら何よりです。
・演奏される曲の聴き所などを教えてください。
…バルトークの2曲については、新しい響きを追求して書かれた音の鮮やかさと、かといって構えずに直感的に聴いて頂ける魅力があると思います。
斬新な響きを楽しんで頂き、また映像のイメージを皆様それぞれに持って頂くと面白いのではと思います。
…シューベルトの死の直前に書かれた4曲は、底知れぬ暗さや行き場の無い想い、そこから逃避する様な純真で美しい音が心を捉えます。彼が敬愛したベートーヴェンの確固たる信念・壮大さと対照的な、流れるように移ろう心情や色彩を音色から感じて頂けましたら幸いです。
・あなたにとって音楽とは何ですか。
まず私にとって日々の練習は大変現実的で義務や家事の様に感じる事も多いのですが、本当は練習自体を楽しめる事が理想ですので、それに向かい試行錯誤しています。
そして色々な仕込みを経て音楽に没頭できた瞬間は、異世界に浮遊する様な楽しみを感じます。
又シューベルトの音楽は、最も暗い心境にあった時、寄り添ってくれる唯一の存在でもありました。
演奏会詳細
2017年9月30日(土)藤本江利子ピアノリサイタル
時間: 17:30開演(17:00開場)
料金: 全席自由 2,500円
出演:
藤本江利子(ピアノ)
第63回東京国際芸術協会オーディション優秀新人賞。これまでに桐朋学園大学附属子供のための音楽教室・成徳短期大学にて非常勤講師を務める他、チェロを始めとした器楽・声楽伴奏に取り組む。「廣瀬量平作品連続演奏会IV」では『尺八、チェロ、ピアノのための修羅』に出演。山田朋子、竹内啓子、御木本澄子、恩田明香、ケメネシュ・アンドラーシュ各氏に師事。
プログラム:
バルトーク:『戸外にて』 より
第1曲 太鼓と笛で
第4曲 夜の音楽
シューベルト:即興曲集 D.935
第1曲 アレグロ・モデラート ヘ短調
第2曲 アレグレット 変イ長調
第3曲 アンダンテ 変ロ長調
第4曲 アレグロ・スケルツァンド ヘ短調
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