全日本ジュニアクラシック音楽コンクール

49th
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第48回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール総評Message from judges

東京国際芸術協会会長、東邦音楽大学特任教授太田幸子先生から総評をお寄せいただきました。今後コンクールにご応募を予定していらっしゃる親御様、御本人、また生徒の参加を予定していらっしゃる先生方への貴重なメッセージとなっております。

総 評

三寒四温の中、第48回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール全国大会が、4月3日をもって全日程を無事終了致しました。

今大会の特徴としまして、マイページ、クレジットカード決済、コンビニ決済導入後初の冬季回となりました。申込総数としては2,100件超のお申込みをいただきました。1年前の冬の大会と比較して、240件ほど多くなっております。

近年感じている事は、特に小学生高学年、中学生の皆様の体格が、音楽を専門的に勉強して行く事に大変ふさわしくなっている事です。選曲も技術の必要な作品になっており、中学生でありながら大学生の演奏かと思われる様なテクニックの完成度、表現力、音色当立派に演奏されている事です。

最近のデジタルの進化には本当に驚かされます。種々な調べ物、録音、又、多くの人達の演奏の違い等、研究・勉強に大いに役立っていらっしゃる事でしょう。

又、ステージに立たれた折に、演奏は素晴らしくても表情が固いのは大変残念です。笑顔を作り、明るく、楽しさが感じられる表情が出来ると、演奏の中に自然に入りやすくなる事でしょう。

次回も皆様のご健闘をお祈り申し上げます。

コンクール開催にあたり、ご尽力頂きました関係各位の皆様に心より厚く御礼申し上げます。

一般社団法人東京国際芸術協会 会長
東邦音楽大学 特任教授
太田 幸子