第44回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール参加者の声Voice of participants
全日本ジュニアクラシック音楽コンクールで入賞された方よりメッセージをお寄せいただきました。※一部を抜粋して掲載しています。
アイコンのあるお写真をクリックすると、全国大会の演奏動画がご覧いただけます。※但し著作権が消滅していない外国曲の場合は公開ができないことがあります。
声楽部門 大学生の部 第1位 押見 理沙さん
本番前のリラックス方法・ルーティーンを教えてください。
――舞台袖に入ったら、自分の楽譜は確認せず、前の人の演奏を客席で聞いてるかのようにしっかりと聞きます。楽譜を見て確認してしまうと、不安な部分を深く考えてしまったり、不安ではなかった部分も確認したくなってしまったりとすごく緊張してしまいます。今までやってきた自分を信じ舞台で歌えることを楽しもうという気持ちで、本番までの舞台袖の時間を過ごしています。
今後の目標、どんな音楽家になりたいかお聞かせ下さい。
――音楽には、演奏の終わりはあっても勉強の終わりはないと思っています。これでいいやと満足することなく、今後も勉強し成長し続けたいです。
誰か1人でも心に響く、心に残る歌を歌える音楽家になりたいです。
あなたにとって音楽とは?
――音楽を勉強し、続けてきたことで、尊敬する先生方や共に音楽を学ぶ素敵な友人たちに出会うことができました。私にとって音楽とは、人と人を繋いでくれる存在であり、私の人生に欠かせないものです。
金管楽器部門 大学生の部 第1位 ラミレス ナイラさん
ご入賞された今のお気持ち・感想を聞かせてください。
――この様な素敵な賞を頂けてとても嬉しいです。
今回このコンクールに出場するにあたり、応援して下さった全ての方々、いつもご指導頂いている先生、1番近くで支えてくれる家族、切磋琢磨出来る仲間に感謝したいです。
また今はまだスタートを切ったばかりなので、これからまだまだ頑張ろうという気持ちでいっぱいです。
本番前のリラックス方法・ルーティーンを教えてください。
――本番前はとにかく楽しい気持ちになれるように自分の周りを好きな物でいっぱいにします。
お気に入りのリボンやアクセサリーを身につけたり、お気に入りの音楽を聞いたり、友達とお話したりして楽しい気分で笑顔で本番に出るように心がけています。音楽を楽しむ心を1番大切にしています。
今後の目標、どんな音楽家になりたいかお聞かせ下さい。
――私は「良い影響力を持っている世界的に有名な音楽家」になります。
日本とペルーのミックスである点や、男性のプロ奏者が多い中での女性奏者であるという点を活かして音楽をやっていない人にまで届くような良い影響力を持ったプロのチューバ奏者になります。
また、これから更に実力をつけて世界中で私らしい音楽を様々な人に届けたいです。
周りに沢山感謝してこれからもっともっと夢に近づけるように頑張りますので、是非応援よろしくお願いいたします。
フルート部門 大学生の部 第1位 東 美桜さん
音楽を始めたきっかけ、当コンクールに参加したきっかけをお聞かせください。
――母がピアノを教えていて小さい時からいつも音楽は身近なもので、元々好きでした。小学校高学年の時にフルートを聴いてやってみたいと思い、叔母のフルートをもらって少し習い始めたのがきっかけです。
コンクールに参加したきっかけは今の自分に必要なのは人前で演奏する機会だと思ったので挑戦してみました。
本番前のリラックス方法・ルーティーンを教えてください。
――私は楽器を持つと緊張してしまうので、極力吹かずに、どのような演奏をしたいか一度譜面を一通り頭の中でイメージするようにしています。
今後の目標、どんな音楽家になりたいかお聞かせ下さい。
――私の師匠のように、クラシックだけでなく、ジャズやポップスなどジャンル隔たりなくなんでもできるそんな音楽家になりたいです。
ピアノ部門 大学2年生の部 第1位 馬場 彩乃さん
音楽を始めたきっかけ、当コンクールに参加したきっかけをお聞かせください。
――私の母と祖母がピアノの先生をしており、私は生まれた時から常にピアノの音が鳴っている家で過ごしてきました。そのため、母がレッスンしている生徒さんの演奏姿を見るのが日常でした。その影響で自分もクラシック音楽を奏でてみたいと思い、4歳の時から習い始めました。
本番前のリラックス方法・ルーティーンを教えてください。
――私はすごく緊張する人間なので、平常心を保って弾くためにルーティーンを決めています。そのうちのいくつかをご紹介します。
1つは、小学生の時から変わらず身につけている16分音符のネックレスです。演奏を始める前にそのネックレスに、細かいパッセージが綺麗に奏でられるようにと祈りを込めています。
もう1つ私が一番重要にしていることは、「ある程度の緊張感を持っているかどうか」です。矛盾してはいますが、人前で演奏するという日常には無い行動をするのに平常心でいることは到底無理です。なので、「あ、いつも通り今日も緊張してるな」と思うことで、緊張という恐怖をメリットに変えて、いつも通りなら大丈夫という安心材料にしています。
あなたにとって音楽とは?
――私にとって音楽とは、「最高の心友」です。
音楽には様々なジャンルが存在していますが、どのジャンルにも共通して言えるなと思うことは、「音楽は心に寄り添ってくれるものである」ということです。
嬉しいこと、悲しいこと、辛いこと、たくさんの感情がある中で、音楽を聴くと、それを倍に増やしたり、逆に軽減して楽にしてくれたり、色々な効果をもたらしてくれます。
私が生きていて難しいなと感じるのは、相手の気持ちを考える、理解する、察することです。相手の心が見えない以上、寄り添うことはとても困難なことです。でも、音楽はその人が一番欲しい言葉をかけてあげたり、共感して欲しい感情で寄り添ってあげることを意図も簡単にこなしてしまいます。人の心を1番よく理解しているのは音楽であり、心にとっての友達は音楽なんだな、と常々感じます。
そんな音楽の一部であるクラシックというジャンルで、少しでも多くの人の心に寄り添える演奏をしたいと思っています。
「最高の心友」である音楽、その中で特に音楽によって嬉しい気持ちになれた、救われたお話はありますか?
――練習している時や、レッスンを受けたあと、自分の思い通りに演奏できなくて落ち込むことが多々あります。
納得いく表現では無いから改善したいが何をどうすれば良いか分からなかったり、ちゃんと勉強して行ったはずなのに先生に怒られたり、「はぁなんでこんな大変な音楽やってるんだろう」と思います。
そんな時、私はクラシックでは無い別のスタイルの音楽を聴くことで、曇った気持ちが晴れて、「やっぱり音楽は素敵だな」「次に向けて頑張ろう」と思えるようになります。
また、自分が弾いている曲の音源や、それに関連する演奏を聴くと、別のアイディアや自分の欠点に気づいて「よしもう1回試行錯誤しよう」とやる気がおきます。
他にも色々音楽以外でも助けて貰ったことがありますが、このような形で音楽は私を救ってくれています。
声楽部門 高校生の部 第1位 縣 美月さん
ご入賞された今のお気持ち・感想を聞かせてください。
――1位を目標に掲げてはいましたが、実際に受賞出来るとは思っていなかったので驚きと同時にとても嬉しいです。今年度の集大成に相応しい演奏が出来たと思います。
音楽を始めたきっかけ、当コンクールに参加したきっかけをお聞かせください。
――合唱団に所属していた時に歌の楽しさを知り、声楽の道へ進むことを決めました。
今年は特に私が夏にコロナウイルスに感染してしまったこともあって喉も本調子ではなく、不安な日々が続いたのですが2年生の最後に挑戦してみようと思って今回コンクールを参加することに決めました。
本番前のリラックス方法・ルーティーンを教えてください。
――レッスン内での録音をひたすら聞き返してどこをどう気をつけるのか、頭の整理をしています。どの本番でも緊張はとてもするタイプなのでリラックス出来たためしがあまりないのですが、深呼吸して楽しく歌おうという気持ちは常に持つように心掛けています。
木管楽器部門 高校生の部 第1位 森 愛理さん
ご入賞された今のお気持ち・感想を聞かせてください。
――まさか自分が1位をいただけると思っていなかったのでとても驚きました。サクソフォーンの中ではトップバッターの演奏で、ステージに上がるまではとても不安でしたが、普段私を支えてくださっている方々に感謝の気持ちを結果としてお返しすることができて嬉しいなという気持ちです。日頃の感謝の気持ちが届いていたらいいなと思います。
本番前のリラックス方法・ルーティーンを教えてください。
――本番前は一度楽器を置いて、必ずストレッチをします。舞台袖にいる時が1番緊張しているので、深く呼吸しながら全身をほぐしてジャンプして重心を落として深呼吸…というルーティーンがあります。心と身体がリラックスした状態で演奏できるよう、中学3年生くらいからずっと続けています。
今後の目標、どんな音楽家になりたいかお聞かせ下さい。
――今後の目標は、もっともっと音を磨くことです。自分の理想とする音や音楽をぶれさせず、少しでもそれに近づけていくために、どんなことにも妥協しないようにしていきたいです。将来は1人でも多くの方に音楽の素敵さや楽しさなど、さまざまな感情とたくさんの感動を届けられる音楽家になりたいです。
弦楽器部門 高校1年生の部 第1位 山本 遥花さん
ご入賞された今のお気持ち・感想を聞かせてください。
――高校生となり少しでも多くの曲を勉強することを心掛けているため、今回は、予選=サンサーンス(イザイ編)・ワルツ形式の練習曲による奇想曲、本選=バルトーク・ラプソディ第1番、全国大会=ブルッフ・スコットランド幻想曲と、それぞれ異なる曲を弾いて自分なりに納得できる演奏をすることを目標としていました。
演奏には反省点も多々ありますが、評価して頂けたことは嬉しく思います。
また予選で、コンクールでは初めて学校の同級生に伴奏してもらったことも嬉しかったです。
音楽を始めたきっかけ、当コンクールに参加したきっかけをお聞かせください。
――このコンクールは首都圏の様々なホールで弾けることや、演奏できる分数が長めなことが魅力的で小学生の時から参加してきました。
今回は有名演奏家のコンサートを何度も聴いたことがある武蔵野市民文化会館・小ホールで初めて演奏できて嬉しかったです。弾きながら音響の良さを実感できました。
今後の目標、どんな音楽家になりたいかお聞かせ下さい。
――聴いている方の心に残る演奏ができるよう日々努力していきたいです。
ピアノ部門 高校2年生の部 第1位 柴田 陽人さん
ご入賞された今のお気持ち・感想を聞かせてください。
――今回1位を頂けてとても嬉しく思っている。弾くことが難しい曲でその曲をいかに音楽的に聴かせるかが難しかったです。
本番前のリラックス方法・ルーティーンを教えてください。
――本番前日はたくさんご飯を食べます。だいたいとんかつを食べることが多いです。
本番行くまでは寝ています。寝ることで、余計なことを忘れることが出来ます。本番前はじっとせずに体を動かして演奏中に硬くならないようにしています。
今後の目標、どんな音楽家になりたいかお聞かせ下さい。
――私は日本だけでなく、世界で活躍出来るピアニストになりたいです。そのためにも今からでも出来ることはたくさんあります。
本番で思い通りの演奏をするにもまずは練習が大切です。単にピアノを弾くだけでなく、作曲家について調べたり、その曲の背景などにふれたりすること。日頃からさまざまなジャンルの音楽を聴き、表現の幅を広げる。そうすれば、自分のイメージした演奏により一層近づくことが出来ると思います。音楽の楽しさや深さを弾き手が感じてこそ、聴き手に感動を伝えることが出来ると信じています。
ひとつひとつの本番を大事にするため、しっかり準備をして挑みます。ミスを恐れて弾くのではなく、聴いている人にどう届くかを思いながら弾いています。心に響き、また聴きたいと思ってもらえるような、そんなピアニストになりたいです。
作曲室内楽部門 中学生の部 第1位 佐々木 莉更さん
ご入賞された今のお気持ち・感想を聞かせてください。
――とても嬉しいです。先生や共演してくださった方に心から感謝しています。楽譜に書くだけではなく、実際に奏者の演奏を聞くことで、課題も多く見えてきました。この経験を今後に活かしていきたいと思います。又、講評では曲のことだけではなく、楽譜の書き方についてもご指摘いただき、大変参考になりました。見やすく美しい楽譜が書けるように、作曲と同じくらいこだわって勉強していきたいと思います。
これまでのレッスンの思い出、楽しかったこと、嬉しかったこと、大変だったことはなんですか。
――レッスンでは、先生が即興で演奏してくださいます。綺麗な曲から面白い現代音楽まで、その引き出しの広さには、本当に驚きます。
今後の目標、どんな音楽家になりたいかお聞かせ下さい。
――これまで素晴らしい先生方との出会いがあり、ゆっくりですが着実に学び続けることができました。熱心にご指導くださった先生方、そして新たにご縁があった先生方の、ご恩を忘れずに、音楽を通して社会に貢献できる音楽家になりたいです。
作曲ソロ部門 中学生の部 第1位 市川 紗良さん
ご入賞された今のお気持ち・感想を聞かせてください。
――まさか1位を頂けるとは思ってもいなかったので、とても驚きましたが大変うれしいです。苦労して作曲した甲斐があったなぁと思っています。
音楽を始めたきっかけ、当コンクールに参加したきっかけをお聞かせください。
――小学校1年生からヤマハ音楽教室で作曲を学び、最初は遊び弾きの延長で、モチーフをいくつか作り、先生と一緒に曲として一つの作品にまとめていました。
小学校3年生から作曲家の先生に師事し、専門的に勉強を始めました。ただ何となく思いつくままに作曲するのではなく、どうしたら人の耳にフレーズが残るのか、どうしたら緊張感がでるのか、どうしたら曲としてまとまりがでるのか、など、色々なことを理論的に教えて頂いています。このコンクールには2度目の応募になりますが、自分の作品がどのように評価されるのかが知りたくて、チャレンジしてみようと思ったのがきっかけです。
これまでのレッスンの思い出、楽しかったこと、嬉しかったこと、大変だったことはなんですか。
――今回応募した曲は、私にとって実験的な作品でした。私はラヴェルやドビュッシーなどのフランス物の作品が好きなのですが、今回は全く違う作風のものを作ってみようと思ったので、音の選び方やハーモニーなどに大変苦労し、何とか絞りだして考えたものをレッスンに持って行く、、、ということを繰り返していました。完成したときは、やっとできた~!と達成感もありましたが、いざ自分で演奏しようと練習を始めたら、テクニック的にとても難しく、演奏を仕上げることにも手こずりました。全国大会での演奏もとても緊張しましたが、想いの伝わる演奏ができ、1位というご褒美まで頂けたので、喜びも倍増でした!
木管楽器部門 中学生の部 第1位 永禮 健太さん
音楽を始めたきっかけ、当コンクールに参加したきっかけをお聞かせください。
――僕が所属している中学校は全国大会に出たことがない地方大会どまりの学校ですが、中学校に教えに来てくださっている外部の先生が「君たち一人一人のレベルは全国レベルだよ」と言ってくださり、本当に自分の演奏技術は全国に通用するのかというちょっとした興味が当コンクールに出場したきっかけです。
これまでのレッスンの思い出、楽しかったこと、嬉しかったこと、大変だったことはなんですか。
――初めてのソロコンだったので、ピアノと合わせるのが難しく、それが一番大変でした。
あなたにとって音楽とは?
――生きている中で一番楽しい存在です。
フルート部門 中学生の部 第1位 堀内 心優彩さん
ご入賞された今のお気持ち・感想を聞かせてください。
――この様に素晴らしい賞を頂きありがとうございました。本番での演奏はベストな演奏が出来なかったので結果を知り驚きました。そして、丁寧な講評を読み元気がでました。とても嬉しかったです。今回の反省を次の本番に活かせるようにしたいです。
音楽を始めたきっかけ、当コンクールに参加したきっかけをお聞かせください。
――3歳からピアノを始め、7歳よりフルートを始めました。フルートを始めて半年、埼玉県で行われたコンクールで1位と審査員特別賞を頂き、その時、審査員の先生に褒めてもらったのがとてもうれしくて、沢山のコンクールに参加する様になりました。 今回の審査員にその時の先生2人がいらっしゃり、フルートは中学生からしか参加出来なかったので、今年参加しました。覚えていてもらえたら嬉しいなと言う気持ちと、副賞も魅力的でした。
本番前のリラックス方法・ルーティーンを教えてください。
――おにぎりを食べて、楽譜を音読しながら、先生からの応援メールを待つ!
これまでのレッスンの思い出、楽しかったこと、嬉しかったこと、大変だったことはなんですか。
――レッスンはいつも楽しくて、大好きな先生に会えるのがとても嬉しいです。どんな時も私の味方でいてくれて、いつも応援してくれます。先生が助けてくれるのでフルートで大変だった事はあまりないですが、毎日時間がもっと沢山あって眠くならないといいのにと思うのと、1年があっと言う間に過ぎてしまうのが大変です。
今後の目標、どんな音楽家になりたいかお聞かせ下さい。
――沢山学んで、海外の学校に行きたいです。音で感動させられる様なソリストになって、音楽の素晴らしさをみんなに伝えたいです。
あなたにとって音楽とは?
――あまり考えた事がないですが、やっぱり好きと思えるものです。後、音楽を通して、沢山の方々、先生や友達と出会えたことが幸せです。
弦楽器部門 中学3年生の部 第1位 加藤 優音さん
ご入賞された今のお気持ち・感想を聞かせてください。
――1位という結果をいただけたことがとても嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。まだまだ未熟で学ぶことが多いですが、全国大会では今の私のできるベストな演奏ができたように感じました。常にベストな演奏をしようと心がけていますが、中々上手くいかないことも多いので、本番で1番良い演奏をすることができたことの達成感が大きいです。ご指導くださった先生、舞台上でも支えてくださった伴奏の先生、家族、周りの方々へ改めて感謝の気持ちと共に結果を報告しました。
本番前のリラックス方法・ルーティーンを教えてください。
――本番前は、楽屋で一音一音よく聴きながら、音程練習をするようにしています。本番直前の舞台袖では、手首をほぐしながら、ホールの響きを確認しています。緊張はしますが、素敵なホールで沢山の方々に演奏を聴いていただけることが嬉しいので、本番の空気感を楽しんでいるうちに自然とリラックスしています。
あなたにとって音楽とは?
――いつもそばにいる大事な友達です。音楽は、楽しい時も悲しい時も私の気持ちに寄り添ってくれます。言葉にできない複雑な感情も音楽で表現することができます。音楽には、自分の感情がそのまま表れるので、真摯な気持ちで向き合うよう心がけています。
弦楽器部門 中学1年生の部 第1位 山田 佳歩さん
ご入賞された今のお気持ち・感想を聞かせてください。
――すごく嬉しいです。過去に何回かこのコンクールに挑戦していますが、なかなか点数が届かず、悔しい思いをしてきました。でも今回、私が大好きな曲で全国大会の舞台に立つことができて、さらに一位になることができて本当に良かったです!
これからも、更に素敵な音楽を創れるように頑張ります。
本番前のリラックス方法・ルーティーンを教えてください。
――以前はルーティンなどを決めていなかったのですが、最近はジャンプをしたり腕を回して力を抜いたり、スマホで好きな役者さんの演技や写真を見てから舞台に上がるようにしています。そうすることで、リラックスすることができるし、「自分も頑張ろう!」と気合を入れることができます。
あなたにとって音楽とは?
――「様々な感情を与えてくれるもの」です。たとえば、作曲家の意図を考え、メロディにどんな気持ちをのせて弾くのかを研究するのは、大変な作業ですがとても面白いです。日常生活でも、街中やテレビでBGMが流れていたら、「この曲何だろう?」と気になり、ワクワクして楽しい気持ちになります。私はアニメや舞台が大好きですが、そのサウンドトラックを聴くと、ストーリーをさらに盛り上げてドキドキや感動をすごく感じさせてくれます。
このように、私にとって音楽は、いつも身近にあってたくさんの感情を与えてくれるものです。
弦楽器部門 小学6年生の部 第1位 岡部 莉子さん
ご入賞された今のお気持ち・感想を聞かせてください。
――初め見た時はすっごくびっくりしたけど、その後はとても嬉しかったです!
前日までは自信がなくて不安だったけど先生のレッスンを受けて、少しの間でも変わることができるんだな!と思いました。
本番前のリラックス方法・ルーティーンを教えてください。
――先生に本番前“たのしんで!”と背中をポンと押してもらうことです!!
これまでのレッスンの思い出、楽しかったこと、嬉しかったこと、大変だったことはなんですか。
――嬉しかったことは先生に
“成長したね” “プロっぽくなったね”
などの言葉です!!!
大変だったことはボーイングのレッスンをしていた時です。
弦楽器部門 小学5年生の部 第1位 松尾 唯加さん
ご入賞された今のお気持ち・感想を聞かせてください。
――練習してきたことを本番の舞台で弾けたことがとても嬉しいです。講評をしっかり読んで、たくさんの課題に向き合いたいと思います。
本番前のリラックス方法・ルーティーンを教えてください。
――本番はいつもとても緊張するので、自分らしく弾けるように大好きなチョコレートを食べて集中するようにしています。
今後の目標、どんな音楽家になりたいかお聞かせ下さい。
――今は演奏するときに自分のイメージを作ってそれを表現することがとても難しいです。これからたくさんの方々の演奏を聴いたりいろんなことを体験して、風景や場面を思い浮かべて表現のある演奏をすることが目標です。
弦楽器部門 小学4年生の部 第1位 後藤 敬太さん
ご入賞された今のお気持ち・感想を聞かせてください。
――結果を聞いて驚きましたが、とても嬉しかったです。
応援してくれていた、両親や弟そして先生が喜んで下さってさらに嬉しくなりました。
音楽を始めたきっかけ、当コンクールに参加したきっかけをお聞かせください。
――近所にある音楽教室でヴァイオリンの演奏を聴いたのをきっかけに、僕も演奏がしてみたいと母に伝えたそうで、クリスマスプレゼントで初めてのヴァイオリンを買ってもらいました。
本番前のリラックス方法・ルーティーンを教えてください。
――とにかく体を動かしています。自己流の体操です。
これまでのレッスンの思い出、楽しかったこと、嬉しかったこと、大変だったことはなんですか。
――先生にレッスンをしていただくたびに、僕の音がどんどん変わっていくのがとても面白いです。
ブルッフの第三楽章は、最初は特に重音が響かず思うような音が出なかったのですが、耳を澄まして練習を重ねていくうちに、一音一音が響いて聴こえるようになってとても嬉しかったです。
今後の目標、どんな音楽家になりたいかお聞かせ下さい。
――もっと色んな時代の色んな作曲家の曲が弾けるようになりたいです。いつかオーケストラと一緒に弾いてみたいです。そして僕の音楽を誰かに喜んでもらえたら嬉しいなと思います。
あなたにとって音楽とは?
――知れば知るほど面白いです!
ピアノ部門 小学4年生の部 第1位 篠田 幹太さん
音楽を始めたきっかけ、当コンクールに参加したきっかけをお聞かせください。
――音楽を始めたきっかけは、産まれた時から姉のピアノを聴いていた為、僕も姉のように気持ちよく弾いてみたいと思い習い始めました。
コンクールに参加したきっかけは、姉や同じピアノ教室に通うお兄さんお姉さん達がコンクールに参加していたからです。全国大会で頑張る姿がとてもキラキラかっこよく、僕もあの舞台で弾いてみたいと思ったからです。
今後の目標、どんな音楽家になりたいかお聞かせ下さい。
――今後の目標は、僕の先生のように聴いて下さる方の心に届く演奏をしたいです。作曲家の想いや情景を思い浮かべながら、楽譜に書かれていることを理解し、色々な音色を追究していけるように頑張りたいです。その為には、僕が色々な事を感じて感動できるよう、僕の心を育てていきたいと思います。
あなたにとって音楽とは?
――僕にとって音楽とは、とても心地よく、自分の心を豊かにしてくれるものです。そして共に努力を重ね、高め合える仲間との絆を深めてくれる、とてもとても大切なものです。
聴いて下さる方の心に届く演奏ができるように、これからも頑張りたいと思います。
弦楽器部門 小学1年生の部 第1位 安達 心春さん
ご入賞された今のお気持ち・感想を聞かせてください。
――本当に目指してきた事で、毎日毎日この日のために頑張ってきたので、本当に嬉しかったし、ヴァイオリンがみんなの心に届いて賞がもらえた事が、何よりも嬉しかったし、今までで1番幸せな1日でした!
音楽を始めたきっかけ、当コンクールに参加したきっかけをお聞かせください。
――お母さんがフルートをしていて、最初はフルートをしたかったけど、手が届かなかったし、全然音がでなかったので、小さいサイズもあるヴァイオリンを習うことにしました。ヴァイオリンと出会えて、とってもヴァイオリンが好きになって、毎日一緒にいて、大好きな家族です!前に出ていたお友達の動画などをみて、自分もいつか出場して演奏して、みんなに聴いて欲しいと思っていました。
本番前のリラックス方法・ルーティーンを教えてください。
――鯖を食べると集中できるとお母さんに言われて毎回舞台の前のお昼ごはんは鯖を食べています。本当は違う物を食べたい時があるけど、その時は大好きなグミを買ってもらっています!
これまでのレッスンの思い出、楽しかったこと、嬉しかったこと、大変だったことはなんですか。
――先生は、いつも優しくて、いつも味方でいてくれます。上手くできたり、コンクールで頑張った時も、すごく褒めてくれて、レッスンでも私を信じてくれるのが嬉しいし、楽しくヴァイオリンができます!大変な事はないです。
今後の目標、どんな音楽家になりたいかお聞かせ下さい。
――色んな人に私のヴァイオリンを聴いてもらって、私の音を聴いてとっても幸せだったとか、もう一回聴きたいと思ってもらえるような心に残る音楽家になりたいです!
これまで同じように聴いて幸せ、もう1回聴きたいと感じた演奏やエピソードはありますか?
――これまで、たくさんのCDや、DVDなどを観聴きして、自分の弾いてみたい曲や、イメージを沸かせてきました。中でも同世代の人たちで自分と同じように努力をしている人たちの演奏を聴いたりするのは、とても楽しいし、ドキドキワクワクします!そういう映像が、全日本ジュニアクラシックのYouTubeで観てこれた事は、とても幸せでした!私もいつか誰かが私の演奏を観て、ヴァイオリンを弾いてみたいとか、この舞台に立ってみたいとか思ってくれたらいいなと思っていて、それに向かって練習も頑張れました!!
プロの方の演奏では、ヴィヴァルディが好きで、とてもよく聴いて、私も弾いた曲や聴きたい曲が多く、今回ヴィヴァルディの生まれたイタリアの景色の映像や写真も観ながらイメージを膨らませたので、いつかイタリアでヴィヴァルディを聴いてみたいし、弾いてみたいという気持ちがあります!